マックス岩本の「ボリンジャーバンド」を理解する その4[マックス岩本]
FX
マックス岩本さんプロフィール
いわもと・けいすけ。「中卒認定テクニカルアナリスト」という異名の通り、アナリスト業界ではまれに見るノー学歴。学歴社会が色濃く残る昨今でも、そんなことがいっさい関係しないFX市場を相手に日々奮闘中。「誰もが気軽にFXを始められる今だからこそ、しっかり勝ち続けられる技術を身につけてほしい」という気持ちで、連載やセミナー講師を務めています。
活用するためのポイントは三つ
ボリンジャーバンドの売買シグナルといえば、標準偏差の特性(±3σ〜±1σの範囲内にデータが収まる確率は 99.7%〜68.3%)を踏まえた+2σタッチで売り、−2σタッチで買いというのが有名ですが、それは間違いであるということは前号までで述べてきた通りです。
その上で、ボリンジャーバンドをマーケット分析で活用するために注目すべきポイントは大きく三つあります。一つ目はミッドバンドを通じたマーケットの方向性。二つ目は±1σ〜±3σのバンド幅からみるボラティリティの大きさ。そして 三つ目は標準偏差を通じてみる相対的な価格の高さです。これらの材料を基にマーケットを複合的に分析できるのがボリンジャーバンドの最大の魅力です。
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