なぜEA運用において約定力が極めて重要なのか・前編
「サクソバンクの2020年大胆予測」の記事は、もうご覧になりましたか? 2019年末にサクソバンク証券の運用チームが発表したもので、「ECBは金利を引き上げる」といった為替相場に大きな影響を与えそうなものから、「米ドルに依存しない新しい準備通貨をアジアが発表」といった気になるものまで、たくさんの予想を読むことができます。
https://www.home.saxo/ja-jp/insights/news-and-research/thought-leadership/outrageous-predictions
2月21日(金)発売の月刊FX攻略.com2020年4月号では、このサクソバンク証券を徹底解説した記事が読めます。題して「相場急変時に大きな差が出る~MT4自動売買なら約定力のサクソバンク証券!」ということで、サクソバンク証券の強力な約定力にフォーカスした記事となります。
詳細は本誌、およびいずれ公開されるFX攻略.com公式サイトの転載記事を読んでいただきたいのですが、こちらでは少しだけ別の角度から「なぜ約定力がMT4のEA運用で極めて大事なのか」について追加で解説していきます。
EAを実資金で運用する前には、必ずバックテストで成績を確認し、場合によってはデモ口座でどう動くかをチェックするのがセオリーです。特にバックテストの結果は非常に重視されていて、EA購入時の重要な判断材料にしている方がほとんどだと思います。
もちろんバックテスト結果は大切です。ただ、この成績はあくまで仮想世界の取引結果であることも意識してください。
MT4のバックテストは、1分足が最短の時間軸で、それ未満の秒単位の動きは、1分足の4本値(始値・終値・高値・安値)を用いて、擬似的にその内部の動きを作っています(疑似ティック)。そのため、現実の値動きとは食い違う部分があります。
また、バックテストでは急激な需給の変化によって起きるレートのジャンプや、スプレッドの急激な拡大、約定の遅れなどは再現されていません。これにより、実際のトレード結果とバックテスト結果に食い違いが起きてくるわけです。そしてこういった食い違いは、多くの場合トレーダーにとって不利に働くことが多いです。
その結果として、バックテスト結果が良いEAであっても、実際の相場で動かすとあまり成績が良くない…というケースが起こり得るわけです。
約定力の強さに定評のあるサクソバンク証券でEAを運用しよう
つまりバックテスト結果は参考になるものの、本当の相場での値動きとは違うものです。
であれば、できるだけ相場急変時でも安定して注文が通り、投資家に不利な値動きが起きづらいMT4口座を使うべきです。
FX攻略.com2020年4月号で詳しく解説されていますが、サクソバンク証券では2020年よりプロ向けのMT4口座を一般トレーダーに開放しています。こちらの口座では、相場が急激に動くタイミングでも約定への影響が少なく、可能な限り安定して注文が執行されることに定評があります。
サクソバンク証券では、過去に2回、相場が急激に動く経済指標として知られる、米国雇用統計時に本番口座で他社との約定力比較を行っています。
・第1回調査
第1回調査概要:https://www.home.saxo/ja-jp/campaigns/whatsnew/may-15052018
・第2回調査
第2回調査概要:https://www.home.saxo/ja-jp/campaigns/whatsnew/nov-20191112
どちらの調査でも、約定力は100%、スプレッドの幅も狭く、スリッページを加味した実質的なスプレッドはサクソバンク証券が一番狭かったです。
平常時では口座ごとの約定力の差はつきにくいですが、雇用統計のような大きく動くときほどその差は顕著になります。
次回の記事ではより踏み込んで、約定力が悪いとどのようなデメリットがあるかの話をしていきます。いわゆるコツコツドカンのお話です。
【重要事項】
■外国為替証拠金の取引は、元本が保証されているものではなく、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
■外国為替証拠金の取引はレバレッジ取引であり、証拠金以上の損失が発生することがあります。
■取引対象である通貨の金利変動により、スワップポイントが受取りから支払いへ転じる場合があります。
■当社が提示する売価格と買価格にスプレッド(価格差)があり、お客様から見た買価格が売価格よりも高くなります。
■取引にあたっては、取引説明書および取引約款を熟読し十分に仕組みやリスクをご理解頂いた上で、ご自身の判断にてお取引をお願いいたします。
サクソバンク証券株式会社
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