Bitcoin Geek オタク視点でビットコインを考察[佐々木徹](FX攻略.com2018年2月号)
佐々木徹さんプロフィール
外国為替からコモディティ、暗号通貨まで取引方法を学ぶオンラインスクール「ココスタ」運営責任者であり、現役トレーダー、起業家、マーケティング・ストラテジストでもある。3000名を超える受講生をもち、2014年にはUdemyで日本人初のトップ15講師入り。エバンジェリスト講師陣で運営する「ブロックチェーンと僕らの未来」ではトレーダー担当。米国テクニカルアナリスト協会公認資格CMT検定1級を保持。英語圏に向け2016年から配信を始めたYouTubeチャンネル「Bitcoin Geekend」ではフォロー数が2500人を超える。株式会社ファム代表取締役。
ニーズかウォンツか
今回は、ビットコインの価値がどこにあるのかを「必要性」の観点から書いてみたいと思います。
世の中に新しいサービスやプロダクトが出されるとき、それが受け入れられるかどうかは以下の質問への明快な答えがあるか否かで決まってきます。「そのサービスは誰が必要としているものですか?」。ここで注目すべきは、誰かが欲しいものではなく、必要なものである点です。
例えば寒い日に少し温まりたいと考えるなら、コンビニの棚に並ぶ温かいドリンクを手に取って買おうかと迷うことがあるでしょう。なぜ迷うかといえば、別に買わずとも寒さは我慢することもできるからです。つまり、そのドリンクは「欲しい」ものだということですね。
一方で砂漠の中に放り出され、2日間水も食事も取れなかったことを想像してみましょう。吹きすさぶ熱風によって体の水分は奪われ、あと数時間このままなら死を覚悟するしかない状態です。そのとき、もし目の前に突然コンビニが現れたらどうでしょう? そこで水が買えるなら、値段がいくらだろうと関係なく買いますよね。なぜなら生きるために「必要」だからであり、もっといえばそれ以外の選択肢がないからです。
同じように、実はビットコインを「買う必要」があり、さらには他の選択肢がない状況で生きる人々が世界には多く存在するのです。
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