【特集 狙い目通貨ペア】2020～2021年相場は「法則」で勝つ！チャートとセットで覚える 使えるアノマリー集中解説［FX攻略.com編集部］

アノマリーとは何？

アノマリーとは、もともとは「理論的に説明できないものの、経験的、統計的には認められる現象」という意味合いでしたが、今は幅広く「相場で繰り返し起こりやすい法則」という使われ方をすることが多いです。例えば仲値やロンドンフィックスは、銀行の取引レート決定が要因なので、理論的な説明は可能です。またアノマリーは、あるタイミングや季節に繰り返し現れることもその特徴で、事前に知ることで値動きの分析に役立てることができます。

※この記事は、FX攻略.com2020年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

知るほど有利な相場を動かす法則

　為替や株式などの金融相場には、アノマリーと呼ばれる一種の法則性があるといわれています。単語本来の意味を超えて、「知って利用することで、トレードが有利になる法則」という意味合いで使われることが多く、マーケットエッジ、優位性とほぼ同じ意味といえるでしょう。

　例えば、ゴトー日は仲値に向かって円安になりやすい、窓が埋まりやすいというアノマリーを知っていれば、知らないよりは圧倒的に有利にトレードができます。

　ただし気を付けなければいけないのは、アノマリーだけでは勝てないという点。仲値のタイミングで大幅なリスクオフ、株安が起きているのにむやみに上昇を狙っても、おそらくは損失を負うことになるでしょう。

　つまり、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析に長じている上で、アノマリーを多く知ることで、より有利なトレードが実現できるといえます。

　この記事では有名どころのアノマリーを、チャートと一緒に紹介します。2020年以降の相場で有利に戦うための材料としてください。

アノマリー・イベントカレンダー2020/2021年版

注目のイベント① 米国大統領選

投票は11月3日ですが、民主党の対立候補選定の情報が伝えられるたびに、逐一相場が影響を受け動いています。今年の相場の主要なテーマになりそうです。

注目のイベント② 東京オリンピック

オリンピックと連動して、7月には4連休があるので、スワップポイントをまとめてもらえるタイミングがあるかもしれません。FX会社の対応を確認しましょう。