金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)|第5回[YEN蔵]
YEN蔵さんプロフィール
えんぞう。米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。現在はトッププロトレーダーとして為替、日経平均、日経オプション、個別株の取引を行う。投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨を始めとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。
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ブログ:YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資
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※この記事は、FX攻略.com2020年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
コロナショックによりボラティリティが急騰
新型コロナウイルスの感染拡大が加速し、マーケットはまれに見るボラティリティ(変動率)の高さで変動しています。今の変動率の高さを見ると、本誌が皆さんの手にわたるころは相当大きく変動しているかもしれませんが、とりあえず3月19日までの為替相場の動きを追ってみましょう。
◦ドル円は2月20日:112.20円→3月9日:101.20円→3月19日:110.70円
◦ユーロドルは2月20日:1.0778ドル→3月9日:1.1495ドル→3月19日:1.0655ドル
◦ポンドドルは2月28日:1.2725ドル→3月9日:1.3200ドル→3月18日:1.1450ドル
◦豪ドル米ドルは2月28日:0.6435ドル→3月9日:0.6685ドル→3月19日:0.5510ドル
こうやって見ると、日時に多少の違いがあっても2月20~28日にドルの高値、3月9日にドルの安値、3月19日にドルの高値となってドルが高い状態が続いています。結果的に、欧米の感染拡大の初期にはドル売りとなりましたが、感染拡大が広まると共にドルが上昇していきました。
これまで、何かマーケットにショックが起こったときは円やスイスフランなどが買われました。今回はクロス円では円高になっていますが、ドル円ではむしろ円安になっています。クロス円ではポンド円、豪ドル円の下落が激しかったのですが、ドルが買われているということは間違いありません。
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