川崎ドルえもん流 時間統計論|第5回 月足予測5月編[川崎ドルえもん]
FXにおいて時間的な要素を重要視しているという川崎ドルえもんさん。本企画はそんなドルえもんさんに統計的なアプローチから具体的なトレード戦略を教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2020年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
ブログ:川崎ドルえもんのFXブログ
Twitter:https://twitter.com/kawasakidoruemo
5月の為替市場はポンドドルに注目!
こんにちは、川崎ドルえもんです。時間統計論は、過去のローソク足から統計を取り、時間的な傾向を探していくものになります。今回は、5月相場の時間的な傾向についてお話ししていきます。
最初に表①を見てください。これは5月の月足の数を2000年から集計した統計データになります。いくつかの通貨ペアで傾向が出ていますが、一番傾向が強いのはポンドドルです。過去20年間のうち陽線の回数が4回、陰線の回数が16回と陰線の回数が多くなっています。確率に換算すると、陰線確率が80%になります。80%はかなり強い傾向です。
本誌に掲載はしていませんが、詳細データを見てみるとポンドドルの5月の月足は2010年からの過去10年間ずっと陰線をつけています。このことから、5月のポンドドルは陰線がつきやすい傾向にあると推測できます。
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