荒野浩の相場を極める相場を楽しむ|第5回[荒野浩]
荒野浩さんプロフィール
1971年日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社後、調査部でアナリスト業務に従事。米国勤務を挟み一貫して、日本株の情報・市場分析を行う。1996年に運用会社(現アセットマネジメントOne)に転籍、調査部長・運用部長を経て、常務取締役投信運用本部長を歴任。2012年に退職。その後はTV、ラジオ出演などで活動。日本株を中心とした市場分析の経験は半世紀に及ぶ。
メルマガ:https://www.gogojungle.co.jp/finance/salons/8812/
※この記事は、FX攻略.com2020年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※データは2020年4月10日時点までのものになります
最悪期は過ぎ去ったか
売買のタイミングを特定するのに有効な指標として、新高値数・新安値数の「新値数」と1か月(20日)平均の「傾き」について最初に触れてみたいと思います(データは4月10日まで)。
■新値数の10日累計のピークが転換点
株価が上昇し、高値を形成する過程では当然のことながら、日々の新高値数が拡大します。特に高値直前の2週間分、10日分の累計と高値の日がほぼ前後するという傾向があります(表①)。
逆もまた真なりで、株価が大きく下げ、安値をつけるときには新安値数が急拡大、高値のときよりも明確に新安値数の10日累計のピークと安値がほぼ一致します(表②)。売買のタイミングとしては有効ということになります。
高値圏では新高値数の10日累計のピークが、底値圏では新安値数の10日累計のピークが株価の天・底を意味し、転換点になるケースが多いと考えられます。
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