なにわのチャート博士・神藤将男の中間波動攻略メソッド!|第11回 シナリオを考察する方法②[神藤将男]
利益が大きく取れるトレンド相場への関心が高い人は多いですが、トレンドのない場面には興味を示さない人もいるのではないでしょうか? トレンドで利益を丸ごと取るためには、トレンドが発生していない中間波動といわれる局面を制する必要があります。ここでは、そんな中間波動の攻略方法を神藤将男さんに教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2020年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※当連載で使用している「中間波動」は、「一目均衡表」における中間波動とは一切関係ございません。
神藤将男さんプロフィール
しんどうまさお。小次郎講師こと手塚宏二氏が代表を務める(株)手塚宏二事務所のもとで、ストラテジスト兼テクニカルアナリストとして活動。TradingViewでさまざまなチャート分析のアイデア投稿を行っている。
Twitter:https://twitter.com/masao_shindo
皆さんこんにちは。前回は水平線とトレンドライン、そして、チャネルラインを引きました。そして、価格が上がっても下がっても対応できるように、それぞれのシナリオを考察しました。そのシナリオを考察するときにたくさんの水平線を引きましたが、それは上がる場合と下がる場合で、どちらの壁(抵抗)が厚いかを考えるためでした。なぜ壁の厚さを考えるかというと、予測したシナリオと実際の値動きを比べることで、相場の強弱や勢いを測ることができるからです。
今回は、皆さんと一緒に前回までとは違う通貨ペアを見ながらシナリオを考察してみようと思います。できれば、誌面のチャートを見る前に、ご自身のスマホかパソコンで、ユーロドル(2018年9月~)の週足チャートをご覧いただいてから、自分なりのシナリオを考察してみてください。
よろしいですか?