やってみよう!Tick Data Suite変動スプレッド のバックテスト
バックテストで Tick Data Suite を使う方も相当数いらっしゃるようですが、バックテスト自体中々面倒というご意見も伺います。
GogoJungleではご出品商品を毎日バックテストしていますが、バックテストにはTick Data Suiteを使用しています。
意外にと言うより、寧ろ、MT4のバックテストよりも楽です。
有料であり、最も気軽に買えるメニューでも初期費用97ドル、月額10ドルがかかってしまいますが、2週間利用できるフリープランもありますので、EAトレードに興味がある方は、一度お試しいただけたらと思います。
今回は、フリープランのインストールからバックテスト実施完了までの流れをご紹介したいと思います。
フリープランの申込
Tick Data Suite https://eareview.net/ のサイトトップです。
日本にもあるFX会社 Dukascopy社 が展開するサービスと聞いています。サイトの細部まで見れば分かるかもしれませんが、間違えていたらすみません。
BUY と書かれたページに移動してみます。
有料版は、3つのメニューがあるようですが、今回は TRIAL を導入してみます。
TRIAL ページに進み必要情報を記入し、SUBMIT をクリックし、トライアル版の案内メールの到着を待ちます。
メールの到着は、弊社の方のサーバーの問題等々もありますので何とも言えないですが、15分くらいかかりました。のんびり待つ感じでお願いします。
メールが到着したら、DOWNLOAD をクリックしインストーラーを入手します。同時に、メールに書かれた パスワード を後程使いますので、確認しておきます。
インストール
ダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーをクリックして、インストールを進めます。
インストール完了すると、デスクトップに機械の虫のようなアイコンが表示されます。個人的には、この虫のデザインはちょっと気持ち悪いと思っています。最近は、私が毎日バックテストをしている訳ではなく、別の社員の人が行っているのですが、どう思っているか聞いてみたいです。
アイコンをクリックして Tick Data Suite を起動すると、以下のようなアプリケーションが立ち上がります。
この画面は、ヒストリカルデータ(各通貨ペアの過去の価格のデータ)を Dukascopy社 からダウンロードしてくるものです。画の一番左に通貨ペア名が表示されています。バックテストしたい通貨ペアを見つけたら、一番右の ▼ をクリックすると、ヒストリカルデータのダウンロードが始まります。
どの通貨ペアも、大体2003年の5月から8月~直近前日までのデータを落とすことが出来ます。
ヒストリカルデータは、17年もあるのでダウンロードにかなり時間を要します。弊社では、帰宅前の夜に ▼ をポチっと押し、翌日、データのダウンロードが完了しているという感じで使っています。
バックテストをやってみた
ここからは、MT4を使ったバックテストです。
MT4下部にテスターを表示させたら ティックデータを使う にチェックを入れます。
次に ティックデータ設定 をクリックします。
変動スプレッドやスリッページを想定したスリッページの設定を行なわないのであれば、後の操作は通常のバックテスト通りに進めるだけです。
普通行なうMT4のバックテスト方法はこちらを参照してください。 →MT4 EAのバックテスト方法
Tick Data Suite が注目されている点は長期のヒストリカルデータがあること以外に、Dukascopy社 のものと思われますがフォワードテストと同様の変動スプレッドでテストができる点にあります。
そのため、弊社のバックテストでは変動スプレッドを使用していますので、今回はその説明で進めます。
ティックデータ設定 画面が立ち上がったら、変動スプレッドを使用する にチェックをつけます。
スプレッド タブに移動すると、スプレッドに加算したい値や最大最小数値が設定できるようになっていますが、弊社は何も変更せずに使用しています。
いろいろ試してみても良いと思います。
スリッページを有効にする にチェックをつけると、設定したいスリッページに関する細かい指定が可能ですが、これも弊社では使用していません。
スプレッドと同じく、様々な設定を試していくと面白いと思います。
以上で全ての準備が終わりましたので、いよいよバックテストの実施です。
Tick Data Suite をインストールしてしまえば、実は、通常のMT4のバックテストで行わないといけないヒストリカルデータのダウンロード、そのダウンロードデータから他の時間足を生成するなどといった作業がない分、楽で早く終了します。
準備が整えば、バックテスト自体は、17年のヒストリカルデータなので時間がかかりそうですが、弊社の経験では、凡そ1時間~2時間で終わっています。
さあ、いよいよ、実際のEAでバックテストをやってみましょう。
こういう損益曲線良いですねー。ぜひ、いろいろ使ってみてください。
written by Hayakawa
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