7/12 週間分析
先週は少し調整的な値動きが目立った週でした。
印象的な値動きとヘッドラインをまとめたいと思います。
ファンダ的な懸念はコロナ第二波到来といったところだったでしょうか。
金曜日のNYタイムに入りギリアド社の試験薬良好との記事により買戻しが目立った形です。
下落タイミングに関してはファンダ的要素は関係なかったように思えます。
先週は米国債券入札ウィークで週初めから債券の上昇、つまり金利の低下が目立ちました。
米国債券が買われる前には株式の売りが先行するため指数、特にダウが先行して売られ債券が上昇するという展開だったように思えます。
青線はそれぞれ左から3年、10年、30年の入札時間です。
東京、ロンドン時間にはさして影響がないもののNYタイムは債券入札前に指数が売られていくのが見て取れるかと思います。
その後ロンドンにかけて少し売られ安値を付けた後は買戻しが目立ちました。
こちらは10年金利ですが、こちらも同様にロンドン時間に安値を付けた後金利は上昇。
上昇の過程でギリアド社の発表もあり債券はひたすら売られていく展開となりました。
5月移行の金利はこの二つのレンジ感を移動している状態になります。
現在非常に判断のつきにくい位置で閉まっているのですが相場全体にイマイチトレンドが出にくいのも金利に方向感がないというのが一つの理由になります。
どちらかを抜けきらないことにはなかなか方向感がなく、かといってボラティリティが低いわけではないのでスイング勢にはやりにくく、デイトレ勢はやりやすい相場といえるでしょう。
ダウ
一番最初の記事で書いていたと思いますがようやく来てくれた25400付近で無事ロングを取れたのでしばらくは持っていようかと思います。
フィボナッチリトレースメントの618戻しでもあり、調整だとすればちょうどいい場所だったように思います。
ただしすんなりとこのまま伸びていくようには思えず、もう一度25800程度までは押し込む展開になってくるのではないかと考えられますので高めロングは控え押し目をしっかりと待ちたいところです。
週間でいえばまたレンジ継続のような動きになるのではないかと思っており短期決済で回す方がパフォーマンスは高そうです。
ポンド円
ポンド円相場はヘッドアンドショルダーのような様相になっています。
左肩の押しが少し足りてませんが恐らくネックラインは抜けてきた下降チャネルの上辺あたりになるでしょう。
週頭は右肩を背に戻り売りを仕込みたいところです。
ユーロドル
ユーロドルもヘッドアンドショルダーのような形になっています。
ネックラインは1.26付近になるでしょうか。
1.135水平抜けが騙しのような形になり押し込まれました。
欧州通貨は比較的同じ動きをするので様子をみな柄こちらも戻り売りを試すのが無難かと思います。
ドル円
ドル円相場は下降トレンドラインを抜け切れておらず、比較的まだ下落圧力が強い展開になりそうです。
週開け東京は仲値のドル不足で多少あがるでしょうからライン付近を注目していきたいですね。
オジ円
先週は戦略が当たった週でした。
75円付近を背に売りと書いてましたが割とすんなりトレンドラインも割り下落中です。
こちらはチャネル下段を割り込むつもりで戻り売りをしていきたいと思います。
70-71円付近まで落ちてくれるとありがたいのですが日々の分析で修正を加えていきたいと思います。
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