仮想通貨相場分析【7月21日号】
ビットコインは先週の98万円と
ほとんど同じ価格帯で推移をしています。
チャージ自体は動きが
ほとんどないですが、高値と安値の
間隔の幅が少なくなってきています。
ビットコイン4時間足チャート
先週はハッシュリボンでビットコインの
買いシグナルが点灯したと
お伝えしましたが、まだ上昇の
気配は見られず、この価格の低迷
については、下に下がる前兆では
ないかという意見も出ています。
このように出来高が少なくなって
いく場合にはどこかの時点で上か下
かにブレイクする場合が多くあります。
【価格が下落するという
意見の理由について】
ここは私個人の見解ですが、
2018年末はビットコインの
出来高が少なく、9月から
年末にかけて価格が収束する
場面がありました。
こちらがそのチャートです。
実際には9月から11月までの
2ヶ月間になります。
この時期は
相場自体があまり変動が
なかったですが、価格がどんどん
72万円に収束していって、
最終的に一気に下に抜け
翌月には40万円という
価格になりました。
このころはちょうどビットコイン
キャッシュのコミュニティが
分裂し、ビットコインキャッシュ、
ビットコインSVの2つに分裂した
時期があり、それが要因と言われて
いましたが、個人的には大口投資家が下げる要因を
まって一気に売りをしかけたような
気がしています。
ビットコインは2019年当初35万円
という安値をつけますが、2019年6月末には
150万円の高値を記録しています。
およそ320%もの大高騰です。
今回の価格収束がどの期間になるのか
気になりますが、一気に
価格が動く傾向にあるので
注意が必要です。
【機関投資家は様子見?】
GBTCというビットコインの
ファンド(投資信託)については
購入を一時停止していた
という記事が上がっています。
よく夏期は夏枯れ相場とも
いいますが、機関投資家が
このように購入をしないことで
価格が動かなくなることが
あります。
しかしながらビットコインの
購入を7月10日に再開した
とのことですが、この低い
値幅では、GBTCは様子見という見方が
強いのかもしれません。
また投資信託では
以下のように昨年から大きく
資金の流入があっています。
今年1月に発表した投資報告書では、2019年Q4(10月~12月)のBTC投資信託への資金流入額は1.9億ドル(約210億円)に、2020年第1四半期には5.3億ドル規模まで膨れ上がっていたが、2020年第2四半期には過去最高の流入額である9億580万ドルを記録。第1四半期の2倍近くに達した。
実際にコロナウイルスでの
暴落はビットコインの
買い需要をさらに増やした結果と
なり、それが投資信託の
成績(パフォーマンス)の上昇につながっている
と思います。
【個人投資家はやはり
ドルコスト平均法がおすすめ】
このような相場ではどちらに価格が
動くか非常に判断しづらいと言えます。
直近では世界的決済会社の
ペイパルが
仮想通貨事業参入と大きな
ニュースがでていますが、
それについてもビットコインの
価格は動きません。
どちらに動くかわからない以上
ドルコスト平均法で毎月
一定の価格で資金を入れ、
将来的に伸びていく相場に
効率的に投資をした方が
いいと感じています。
【ペイパルが仮想通貨事業
参入】
大手決済企業PayPalが独自の仮想通貨サービスを開始するため、ニューヨーク州金融当局(NYDFS)の認可(ビットライセンス)を有するステーブルコイン発行企業Paxosと提携した。
coindeskが20日、関係者2人の情報として報じた。提携内容は早ければ今週中にも発表される可能性がある
以上のようにペイパルが
仮想通貨企業と提携し、将来的に
ステーブルコインの
取引を行う可能性が出てきました。
ペイパル上で仮想通貨決済が
できる可能性であり、まずは
価格が法定通貨と連動したステーブルコイン
から対応するのでしょう。
しかしながらこのことは
将来的にビットコインなどの
決済も対応していくことになると
思われるため、非常にポジティブな
ニュースと言えます。
ペイパルはフェイスブックの
仮想通貨リブラに当初参入して
いましたが、リブラに対する
政府の圧力により一時的に
脱退。
今回はこのような形で
独自に仮想通貨企業と提携し
ペイパルの支払いシステムに
仮想通貨の支払いを取り入れることになると
思われます。
)
よろしいですか?