週刊 中原駿レポート
世界大恐慌を生き残った伝説の投資家、W.R.ギャン(1878~1955)が確立した相場分析手法「ギャン理論」。
この理論の日本における第一人者として、弊社が発行している金融版投資日報においても、巻頭特集でギャン理論の観点からNYダウ、日経平均株価、外国為替(ドル/円相場、ユーロ/ドル相場)、金、原油を分析して戴いていた現役トレーダー、中原駿氏。
《サイクルとテクニカル、アストロロジー》で相場を読み解くR・メリマン氏の分析レポートを発行している投資日報社では、中原氏執筆によるギャン理論の観点から分析したNYダウと日経平均株価に関する週刊レポートを発行する事になりました。
中原 駿 氏 プロフィール
祖父はソニー、母はパイオニアで財をなした投機の家系で育つ。
相場歴20年以上の知る人ぞ知る本物のトレーダーであり、ラリー・ウィリアムズ、トム・デマークの戦略にも精通、その技術は誰もが認める。「ギャン理論」はその投資メソッドに門外不出のものが少なくなく、米国では授業料だけでも数百万円はする「ギャン・セミナー」を受講しなければ取得できないものも多数。中原氏はこのセミナーを受講した日本でも数少ないギャン理論研究のスペシャリストとしても知られる。また、表舞台にはめったに登場しない事でも有名である。
2020年8月31日号の長期見通しを特別に無料公開致します。
ポイント
<NYダウ>
中長期見通し(2020年3月は12年サイクルボトム。今後の下落は政策効果で浅くなる) 変更
中長期見通しは「0」の年の波動通り、2月にピークアウトした。その後、第3-4年サイクルの第3-15.5カ月サイクルは政策効果で9カ月に短縮され、12年サイクルも同時に3月にボトムアウトした。この解釈が正しければ、NYダウは2021年3月を目指す大幅上昇波動に入っている。短期的下落も政策効果で浅くなるだろう。
<日経平均株価>
中長期見通し(3月19日の安値は長期相場サイクルのボトム) 変更なし
15.5カ月サイクル、4年サイクルはターゲット時間帯で3月にボトムアウトした。長期サイクルがボトムアウトした以上、第一15.5カ月サイクルは強気。ただし、2020年は4年サイクル下落と「0」の年(非常に弱気)から押しは深い可能性あり。
よろしいですか?