現役為替ディーラーが、話題のアノ人と語り尽くす Trader’s対談|ゲスト 細田哲生 後編[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄]
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細田哲生さんプロフィール
株式会社 経済変動総研 代表取締役。一目山人の意思を引き継ぎ、正しい一目均衡表の使い方を普及させることに従事。経済変動総研主催の「一目均衡表倶楽部」「メールマガジン株式レター」にて一目均衡表による相場解説、罫線講座を執筆中。「一目均衡表」確立者である一目山人(細田悟一氏)の孫にあたる。
三世一目山人 一目均衡表サロン:https://www.gogojungle.co.jp/finance/salons/19108/
Twitter:https://twitter.com/tessei_hosoda
井口喜雄さんプロフィール
いぐち・よしお。トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、主に貴金属や石油製品のコモディティ市場を中心としたカバーディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、「米ドル/円」や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズから見た為替分析に精通している他、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。最近では、みんなのFXの無料オンラインセミナーにも登場し分かりやすい講義内容が好評を得ている。さらにTwitterでは、プロディーラーが相場についてリアルな意見を発信しているので要チェック。
Twitter:https://twitter.com/yoshi_igu
※この記事は、FX攻略.com2020年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
【前編はこちら】
・現役為替ディーラーが、話題のアノ人と語り尽くす Trader’s対談|ゲスト 細田哲生 前編[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄]
転換線と基準線を確認することが大切
井口 一目均衡表はさまざまな使い方が広まっていますが、本家本元の使い方を教えてください。
細田 一目均衡表は最短時間で最大値幅を安全に取るための方法論でもあります。線が多いから複雑だと思っている人も多いですが、関係性を理解していたら使い方も変わってきます。高値から転換線を割ってくるまでの時間と転換線を割ってからの時間が同じかどうか。先行スパンに対する確信度をより深めるために転換線の割れ方、基準線の割れ方をチェックするなど使い方は多々あります。
井口 よく先行スパンを抜けるかどうかが重視されていますが、基準線、転換線を見ることも大切ですね。
細田 それと日足、週足、月足の一目均衡表のあり方くらいは押さえておくべきですね。時間足、分足の先行スパンは日足・週足だと転換線や基準線であることがほとんどです。そして、一目均衡表は時間がずれていくごとに半値が変わってきます。どのような変化があれば線がどう変わるということはあらかじめ分かります。基準線や転換線はいつから動き始めるのかは分かります。後から線を見るだけではなく、動かない状態がいつまで続いたら基準線はこの位置までくるという見方が大切です。
井口 動いてから見るのではなく、先に基準線の先回りをしておくことも大事なのですね。その観点はあまりなかったです。
よろしいですか?