11.16 トレンドラインを考える[一部無料記事]
本日もよろしくおねがいします。
えれです。
※当記事は売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。
ご自身での投資判断をお願いします。
マーケットサマリー
週末の株式市場は全面高で取引を終了した。
想定していた通りの陽線引けで一つの節目としてみていたダウ平均29300ドルの壁ももたついたもののしっかり突破し、上昇の勢いを強めている。
株高に伴いドル安が進行し、ややドルインデックスも値を下げて推移。
セクター別に見るとローテーション色は依然強く強い上昇にはまだこれからといった印象。
コロナ後を想定した立ち回りの予行演習
先週の相場はコロナ後を考えた場合の値動きに大変参考になったと感じている。
ワクチン期待で上昇を強めた際はコロナ禍において堅調に上昇してきた巣ごもり銘柄が値を下げ過熱感に冷や水を浴びせた中、これまで既存経済システムを支えてきた銘柄へシフトが進んだ。
長い目で見ればIT関連が衰退していく未来は考えづらくあくまで過熱を冷却しただけとも言える。
冷静に中身が評価されるのはまだ先の話ではあるが低位推移を続けた景気敏感株があれだけ反応したのはコロナワクチンに対する世界の期待であると捉え一石を投じたファイザーのワクチン配布が始まった後のマーケットの反応が気になるところ。
トレンドを考える
単に安値同士、高値同士を結ぶのでも良いが、トレンドという言葉の本質を考えて流れを考える事を筆者はおすすめしたい。
ラインを割れたから突っ込んだのに思ったより動かず結局損切りになったというトレードはないだろうか。
トレンドラインではなくトレンドが見えてれば少しだけそれを解消出来るかもしれない。
トレンドラインを引く前に大まかに値動きをトレースしてみる
ここではダウ平均を元に解説をしていこうと思う。
トレンドを把握するには細かい値動きを無視して値動きをトレースしてみると騰落速度が見えてくる。
トレンドライン自体、下落上昇の率にかけた時間が関わってできているもので、時間比騰落速度(筆者が今つけた言葉で一般的ではない)が所謂トレンドになるのは何となく想像が出来ると思う。
この原理原則を念頭に置き値動きをトレースすると以下の画像になる。
もう少し情報を書き加えてみると
筆者はチャネルのセンターラインを重視しているが理由はこのトレンドのベクトルを把握することにある。
こうしてみると下記画像のように単に安値を結んでライン割れしたのに落ちきらなかったのが納得がいくのではないだろうか。
この状態においてのキーは赤い水平でネックとなっているのはこのラインであると週末の記事に記載した理由である。
ヒゲ先に引くのか、実体に引くのか悩む前に大枠のトレンドの把握をする必要があることを理解するとより立ち回りがしやすくなるのではないだろうか。
ちなみにこのトレンドをわかりにくくしたのはこの部分
よろしいですか?