なにわのチャート博士・神藤将男の中間波動攻略メソッド!|第16回 サイクルの複合[神藤将男]
利益が大きく取れるトレンド相場への関心が高い人は多いですが、トレンドのない場面には興味を示さない人もいるのではないでしょうか? トレンドで利益を丸ごと取るためには、トレンドが発生していない中間波動といわれる局面を制する必要があります。ここでは、そんな中間波動の攻略方法を神藤将男さんに教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2021年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※当連載で使用している「中間波動」は、「一目均衡表」における中間波動とは一切関係ございません。
神藤将男さんプロフィール
しんどうまさお。小次郎講師こと手塚宏二氏が代表を務める(株)手塚宏二事務所のもとで、ストラテジスト兼テクニカルアナリストとして活動。TradingViewでさまざまなチャート分析のアイデア投稿を行っている。
Twitter:https://twitter.com/masao_shindo
皆さんこんにちは。前回は「サイクルの連続」について解説しました。トレンドは明確な転換のサインが出るまでは継続する傾向があるという、「ダウ理論」のお話もしました。強気のサイクルになると、次のサイクルも強気になりやすいとか、弱気のサイクルになれば、次のサイクルも弱気になりやすいという内容でした。
では今回は、その強気のサイクルと弱気のサイクルを合わせて、もっと大きな観点からサイクルを分析できるように解説していきますので、楽しみにしてください。
サイクルのおさらい
サイクルには、強気のサイクルと、弱気のサイクルがありました。そして、強気のサイクルは安値が右肩上がりとなり、弱気のサイクルは安値が右肩下がりとなります。
それぞれのサイクルを確認し、その出てきたサイクルが強気であれば、強気が連続する傾向があります。弱気であれば、弱気が連続する傾向があります。その連続するサイクルに変化が起きるところが、チャートにおいてもポイントになります。
よろしいですか?