【基軸通貨「ドル$」特集②】ドルにまつわる事からFXに役立つ質問をQ&Aで学ぶ
【特集】基軸通貨は伊達じゃない!
ドルを征すればFXを征す!
基軸通貨であり、FX市場における取引量は全体の半分といわれているドル。日本人トレーダーは円を中心に各通貨ペアのトレード戦略を考えている人も多いと思いますが、為替や貿易などの取引の基準は全てドルが中心であり基準です。ドルを学ぶことでFXも優位に立てるでしょう。ここではまずドルの歴史をひも解きつつ、トレードに役立つQ&Aで学び、そして2020年に向けてのドルストレートの展望を見ていきたいと思います。
・② ドルにまつわる事からFXに役立つ質問をQ&Aで学ぶ ←この記事はここ
・③ ドル円編:2021年ドルストレート通貨ペア大予測(12/30公開)
・④ ユーロドル編:2021年ドルストレート通貨ペア大予測(12/30公開)
・⑤ ポンドドル編:2021年ドルストレート通貨ペア大予測(12/31公開)
・⑥ 豪ドル米ドル編:2021年ドルストレート通貨ペア大予測(12/31公開)
※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
Q. 政策金利とは何か?
A. 中央銀行が短期金融市場を操作する目的で設定する金利
https://www.gaitame.com/markets/seisakukinri/
一般的には各国中央銀行が銀行に対し設定する短期融資の金利をいいます。米国ではフェデラル・ファンド(FF)金利と呼ばれ、FRBの最高意思決定機関である米連邦公開市場委員会(FOMC)で変更・決定されます。
Q. 政策金利を見ると何が分かるのか?
A. 金融政策が引締めなのか緩和なのか
FF金利が上昇(利上げ)すれば、市場の各金利も連れだって上昇していくので銀行・企業共に資金調達の動きが抑制されます(引締め)。反対にFF金利が下がる(利下げ)と、市場金利も下がるので銀行からの融資が増えて経済活動が活発になり景気の拡大(緩和)につながりやすいです。
Q. 現在の米国の金利と将来の見込み
A. コロナショック対策のゼロ金利政策を維持。数年は続く見通し
2020年11月に開催されたFOMCでは、FF金利を現状の0~0.25%に据え置くことが全会一致で決定しています。米国では依然として新型コロナウイルス感染拡大の懸念が残っており、経済の回復ペースも緩やかになってしまったことから2021年以降も利上げは行われず金融緩和が続くと考えられています。
よろしいですか?