1.4 大発会
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
※当記事は売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。
ご自身での投資判断をお願いします。
株式相場
2020年最終取引を過去最高値で締めたダウとS&P。
ナスダックも高値圏で推移している。
追加経済対策は年末に駆け込みで承認され、年内の課題は一通りこなして終わった。
米金利がやや高止まりしている点はあるもののFRBの強力な下支えもあり、指標が悪化すれば緩和観測が広まるような官製相場の様相を呈している。
年明けの注目は米国時間1月5日、日本時間1月6日に行われるジョージア州の上院議員決選投票だろう。
11月の大統領選を制したバイデン率いる民主党がこの日の2議席を全て取れば50対50になり、民主党のハリス副大統領による議長票の1票が加わるため、上院下院供に多数党となり、法案が通しやすくなるブルーウェーブになる。
元々長年共和党が制してきているジョージア州、大統領選は残念な結果になったものの共和党が上院選で善戦し、ねじれ議会観測からの年末の動きであったがかなり接戦になる見込みで投票結果が判明するのはもう少し後になるだろう。
思惑含みの値動きをしそうで、選挙戦のヘッドラインには注意されたい。
株価全体を測る指数に関してはどういった動きになるのか。
仮にブルーウェーブになった場合、ねじれ議会継続の場合に分けて考えてみたいと思う。
まずチャートの強さもあるが、短期的動きはともかくどちらになるにせよ上げ相場は崩れそうにない。
これは大前提となる。
この一年のチャートを見たときに急所となるレートは25000を少し割ったところの赤水平になるため下回らない限りは上昇継続である。
年間戦う上で、背中をここに置けば新高値更新し続けている米株も戦いやすくなる。
まずは上院を共和党が制し、ねじれ議会が継続した場合を考えてみる。
これに関しては大統領選後の織り込みと変わらず、トレンドも値動きを然程変化はないだろう。
事実売りをこなした後に年初のFRBの緩和を見込んで緩やかに上昇していく流れになる。
ブルーウェーブになった場合は状況が少し複雑化し、足下はコロナ蔓延期において民主政権のが大規模な財政出動を行うのが確定的となるため株価全体としては上げやすい。
しかし個別に見て行くと少し様相が変わってくる。
相場を牽引したナスダックなどはハイテク規制が強まる可能性が高く上値は抑えられるが、大規模なインフラ投資も期待されダウやS&Pなどは上昇する可能性が高く、3銘柄全体を通してはやや上昇寄りでアセットアロケーションがありながらの動きになるため、全面高とは行かなくなる。
またコロナ後までを見越して長い目で見ると大増税を約束し当選しているバイデン政権は2021年前半においては財政出動で下支えが効くが、コロナ終息局面になるにつれ徐々に株式にとってはマイナスの流れになる。
しかし今年1年に限って言えば増税を持ち出すのは難しくコロナが蔓延している状況での増税はまずあり得ないので政策転換期を見極める必要はあるが2021年と考えたときには比較的楽観論が勝つと思われる。
当然これだけの要因で相場が動いていくわけではないが、コロナ禍においては上昇が守られるという何とも皮肉な状況になってくるだろう。
直近のチャートを見たときにはこのように分析している。
よろしいですか?