仮想通貨通信|2021年にビットコインETFに注目する理由[オオヒラ]
オオヒラさんプロフィール
FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
※この記事は、FX攻略.com2021年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ビットコインETFの大きなメリット
2021年に私が暗号資産(仮想通貨)市場で期待をしているものの一つがビットコインETFです。ETFは上場投資信託ともいわれ、ビットコインETFはビットコインの価格に連動した証券となります。2017年から徐々に企業による申請が増えてきましたが、審査機関である米国証券取引委員会(SEC)はこれまで全てのビットコインETFの申請を否認しています。
しかしながら、2021年はこれまで以上にビットコインが資産価値として大きな存在感を見せているのはいうまでもない状況です。また、ビットコインの価格は2020年12月に2017年末の220万円という歴代最高価格を更新し、2021年1月には一時420万円を記録しています(チャート①)。
ビットコインETFは、既に説明したようにビットコインの価格に連動した証券です。証券法が適用され、ビットコインの現物を買う場合と比較するといくつか違いがあります。まず、ビットコインを直接保有しないためセキュリティ上のリスクが少なく、税制が株式投資と同じになるため現行の仮想通貨の税率に比べて有利になります。また、証券は証券会社でしか取引ができないため、株式投資家がビットコインETFを購入しやすくなるという特徴があるなど、ここで説明しただけでも大きなメリットがあります。
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