なにわのチャート博士・神藤将男の中間波動攻略メソッド!|第19回 ドルインデックスのサイクル分析[神藤将男]
利益が大きく取れるトレンド相場への関心が高い人は多いですが、トレンドのない場面には興味を示さない人もいるのではないでしょうか? トレンドで利益を丸ごと取るためには、トレンドが発生していない中間波動といわれる局面を制する必要があります。ここでは、そんな中間波動の攻略方法を神藤将男さんに教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2021年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※当連載で使用している「中間波動」は、「一目均衡表」における中間波動とは一切関係ございません。
神藤将男さんプロフィール
しんどうまさお。小次郎講師こと手塚宏二氏が代表を務める(株)手塚宏二事務所のもとで、ストラテジスト兼テクニカルアナリストとして活動。TradingViewでさまざまなチャート分析のアイデア投稿を行っている。
Twitter:https://twitter.com/masao_shindo
ドルインデックスのサイクル分析
皆さんこんにちは。前回は「ドル円」を「サイクル」という側面から分析しました。サイクルから見ると、どの辺りでボトムをつけるのかを予測することができました。
予測というのは予想とは違って、あらかじめ測っておくことです。前回のサイクルと同じような動きになればボトムがいつになるのかという仮説を作り、それに対して相場が非常に強いトレンドを作ればそのサイクルは延長するでしょうし、あるいは相場が小さな動きであればサイクルは縮小するでしょう。そして、今のチャートが予測の動きと比べて強くなってきたのか、弱くなってきたのかといった変化に対して敏感になることで、マーケットの動きに柔軟に対応する力がついてきます。
今回はFXをする上で必ずチェックしなければいけない「ドルインデックス」の現状分析をしていこうと思います。世界の基軸通貨はドルです。そのドルは対ユーロや対円などで動きが違ってきます。そのドル自体の動きを見るときに役立つのがドルインデックスです。では、ドルインデックスから何が分かるのかを見ていきましょう。
よろしいですか?