【インジケーター特集 ①】デフォルト設定から一歩進んで勝率アップ!
【特集】一歩先ゆく!インジケーターの使い方
移動平均線をはじめMACDやストキャスティクス、RSIなど人気のインジケーターは数あれど、画面に表示して「買われ過ぎ」だの「売られ過ぎ」だのをなんとなく判断していませんか?
インジケーターとは相場を測るモノサシです。そのため、インジケーターを使う際にはその特徴をしっかりと把握し、自身のトレードに合わせて調整する必要があります。そこで、今回は人気インジケーターの使い方から、設定方法、はたまた相性の良い組み合わせなど、一歩先ゆくインジケーターの活用術を大特集しちゃいます!
【特集ページ】目次
・① デフォルト設定から一歩進んで勝率アップ! ←この記事はここ
※この記事は、FX攻略.com2021年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
インジケーターはもろ刃の剣になり得る
チャート分析を手助けしてくれるインジケーターは、使いこなせればトレーダーにとって心強い武器となりますが、熟知していないまま利用したり、使い方を間違えたりすると、大きな損失を招くことにもなりかねません。
どのインジケーターを利用するにしても、単純にデフォルト表示で使えば良いというものではなく、その特性を理解し、いかに適切なパラメーターを設定できるかどうかが重要です。ここでインジケーターの基本と応用をきちんと学び、勝率アップを目指しましょう。
インジケーターの基本
大きく2種類のカテゴリーに分類
インジケーターは過去の値動きを基に今後の為替相場を予想するためにチャート上に表示するツールです。大別するとトレンド系とオシレーター系に分けられ、前者は直接チャート上に、後者はチャートの下部に表示されることが多いです。
視覚的に分かりやすい!
インジケーターは、視覚的にチャートを認識しやすくなるのが最大のメリットです。テクニカル分析を行う上で欠かせない指標といえます。
ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスとは
ダイバージェンス
ダイバージェンスとは逆行現象の意味で、チャートに対してオシレーターなどのインジケーターが反対のサインを出している状態のことをいいます。この発生はトレンド転換の可能性が高くなるとされています。
ヒドゥンダイバージェンス
ヒドゥンとは「隠れた」という意味で、前後の強弱でトレンドの継続や転換を測ることに使われます。例えば、ストキャスティクスでは前回の位置を上回っているのに対し、チャート上では高値を更新できなかった場合は売り圧力が強いと判断できます。
パラメーターを変更する意味
相場は常に変動しており、パラメーターはそのときの相場に適したものに変更する必要があります。上画像の3本のラインはどれも移動平均線ですが、パラメーターが異なると見え方がこんなに変わります。
インジの組み合わせと注意点
インジケーターは単体ではなく、トレンド系とオシレーター系をいくつか組み合わせて使うのが一般的です。まずは自分に合ったものを2〜3種類探して使ってみましょう。
マルチタイムフレームという概念を意識してインジケーターを使おう
同じインジケーターでも、時間軸が変わるとトレンドの見え方や発する売買シグナルは異なります。そのため、単一の時間軸だけでなく、長期足・中期足・短期足といった複合的な観点から相場を分析する必要があるのです。
マルチタイムフレーム分析とは
複数の時間軸のチャートを確認して現在の相場状況やトレンドを把握し、その上で最適なエントリーポイントを見つけていく分析方法です。基本的に上位足における値動きが下位足に影響を与えるため、上位足で大きな流れを読み、下位の時間足でエントリーするのが有効です。例えば、日足や1時間足で上昇トレンドが見て取れたら、5分足で買いエントリーする、といったトレード方法です。大きな流れに沿って取引することで精度が高まり、勝率アップが期待できます。
MT4&TradingViewでのインジケーター設定方法
MT4
上部メニューの「挿入」から「インディケータ」、または「インディケータリスト」アイコンを選び、表示させるインジケーターを探してクリックします。ここでは移動平均線を表示するので、「トレンド」→「Moving Average」の順にクリックすればOK。
TradingView
上部メニューの「インジケーター」から表示させたいインディケーターを探してクリックします。ここでは移動平均線を表示するので、「内臓」→「SMA(単純移動平均)」の順にクリックするとチャートに描画されます。デフォルトで内臓されているインジケーターは100種類以上と豊富です。
よろしいですか?