【インジケーター特集 ③】編集部が厳選!お勧め!インジケーター集
【特集】一歩先ゆく!インジケーターの使い方
移動平均線をはじめMACDやストキャスティクス、RSIなど人気のインジケーターは数あれど、画面に表示して「買われ過ぎ」だの「売られ過ぎ」だのをなんとなく判断していませんか?
インジケーターとは相場を測るモノサシです。そのため、インジケーターを使う際にはその特徴をしっかりと把握し、自身のトレードに合わせて調整する必要があります。そこで、今回は人気インジケーターの使い方から、設定方法、はたまた相性の良い組み合わせなど、一歩先ゆくインジケーターの活用術を大特集しちゃいます!
【特集ページ】目次
・③ 編集部が厳選!お勧め!インジケーター集 ←この記事はここ
※この記事は、FX攻略.com2021年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ここでは編集部が厳選した、お勧めのインジケーターをご紹介します。 参考にして、ぜひお試しください。
移動平均乖離率
価格と移動平均線の距離を数値化!
移動平均乖離率は、価格が移動平均線からどれだけ乖離しているかを数値化したオシレーター系のインジケーターで、買われ過ぎや売られ過ぎといった相場の温度感を知ることができます。
このインジケーターは、価格変動がいつか必ず移動平均線に収れんするという法則に基づいています。価格が移動平均線に収れんせず乖離が大きくなるということは、相場が一時的に買われ過ぎ、売られ過ぎであると判断できるというわけです。
乖離率を目視で判断すると急激な価格変動などによるトレンド転換の察知が遅れる可能性がありますが、乖離率を数値化することによって売買判断の正確性を高めることが可能です。
計算式 ※日足の場合
移動平均線からの「離れ具合」を数値化する移動平均乖離率は、当日の終値から移動平均値を差し引き、それを移動平均値で割ることで求めることが可能です。移動平均線と価格が同じなら0%となり、移動平均線よりも上に価格がある場合を「上方乖離」、下にある場合を「下方乖離」と呼びます。
基本的な見方や使い方
一般的には、価格が移動平均線から大きく上方乖離して乖離率が大きくプラスに推移したら買われ過ぎと判断して「売り」、反対に価格が移動平均線から大きく下方乖離して乖離率が大きくマイナスに推移したら売られ過ぎと判断して「買い」とします。過去に乖離率が大きく上か下に振れたことがある場合、その値が参考になります。例えば、過去に上下5%で推移していたとしたら、+5%まで上昇すれば売り、-5%まで下降すれば買いの売買サインと見ることができます。直近の最も上下に振れたところに注目すると良いでしょう。
よろしいですか?