[和訳]REXトークンセール、プレアルファ、そして1ヶ年計画
REX(公式サイト)に目を付けたのは去年で、確かシードラウンドとかやってたような記憶があります。
7月31日にICO(トークンセール)が予定されているREX(分散型ウェブ向けの不動産マルチリスティングサービス)のについて、そのトークンセール情報と1年間のロードマップについて書かれていた公式ブログを翻訳してみました。
(※個人的に参加するかどうかはまだ未定です)
REXについてはじめてであれば、こちら「REXとは何か?分散型ウェブ向けの不動産マルチリスティングサービス」を先に読んでおいてくださいね。
では、読んでみましょう。
REXトークンセール、プレアルファ、そして1ヶ年計画
REXにおける私たちの使命は、販売店、売り手、買い手、そして代理店を、分散型ネットワークで相互につなげることです。その分散型ネットワークでは、オープンで誰でもアクセス可能な新しい世界規模の不動産リストのデータベースの構築を促すために、その活動に貢献をした人々に報償を与える仕組みが用意されています。私たちはもっとも断片化していて進化も遅いビジネス分野の壁を崩壊させ、より安価でより効率的な不動産トランザクションが可能となる世界への道を切り開きたいと考えています。その実現のために、私たちはイーサリアム上で、オープンなマルチリスティングサービス(MLS)とトランザクションのプラットフォームを開発しています。
問題点
アメリカでは、不動産は410億ドル規模の産業です。全世界的に見れば、合計で約2170億ドルもの規模があると推定されます。不動産は、従来は地域に根差したビジネスでした。しかし、世界は急速にグローバル化しています。発展途上国の国民は、驚くべきペースで都市部へと移住しています。テクノロジー分野の恩恵により、こうした移民たちは一連のあたらしい職を獲得し、全体としての彼らの経済的な存在感は強まっています。中国だけを見ても、2022年までに人口の76%が中流階級になると考えられています。
インドでも、中流階級の人口は、2017年の1億2700万人から、2025年には5億6700万人までに拡大すると予想されています。冨、交通、そして遠隔地で仕事ができる環境の組み合わせによって、人々が不動産を購入する場所や方法が再定義されるでしょう。世界的な需要に応えるためには、データの世界基準が必要です。人々が世界のあらゆる市場の不動産の情報にアクセスすることができる一つのデータベースです(またはIDXのような環境)。
最大92%の不動産購入者がデジタルのMLSを活用して不動産を探していると推定されています。今日、アメリカには数千ものMLSが存在し、世界全体では数十万ほどが存在します。たいていのサービスは利用料が高く、ほとんど相互運用性がありません。ユーザーには二つの選択肢しかありません。
1:様々な地域型のプラットフォームに登録して、平均して一月250ドルもの手数料を支払う(仲介業者以外のアクセスが許可されている場合)。
2:そうしたシステムの一つに登録している代理人を雇う。
2:そうしたシステムの一つに登録している代理人を雇う。
こうした方法が、買い手、売り手、代理人、そして企業にとって非効率的かつ不便であることはすでに知られています。
まず、どうしてそのようなシステムが生まれたかを考えてみましょう。
インターネット誕生以前には、データはコンテンツ供給業者(少数)から消費者(多数)に向けて配信されてきました。1990年の初頭に、コンテンツ配信を分散化する可能性を持つインターネットが誕生しました。
HTTPはコミュニケーションにおいて全世界的な利益を生み出しましたが、経済的な利益に関しては、私たちはほとんどが非対称の関係です。私たち(ユーザー)は価値を提供し、ソーシャルメディアの投稿や不動産の掲載を行っているにも関わらず、ゲートキーパーが経済的な利益を得ているのです。
MLSはこうした利益の非対称性の好例です。MLSは、情報をサイロ化し、コンテンツの提供者(掲載者)にコストを負担させる巨大なデータベースから構成されています。
例として、仲介業者、代理店、そして企業は情報の掲載につき約35ドルを支払い、デジタルMLSの場合には一つ掲載するごとに1,000ドルを支払っています。彼らのデータはその後、第三者のプラットフォームへと送信され、そこで購入権が一番高い価格をつけた入札者に譲渡されます。さらに、時間の遅れやコミュニケーション方法の乏しさによってコストが嵩み、取引をまとめるには平均して60~90日もかかります。
アメリカの住宅購入者は平均して3~5%(5,000ドル~10,000ドル)を契約締結のコストとして支払っていると推測されます。商業的なトランザクションともなれば、そうしたコストは二倍、三倍にもなる場合があります。余計な仲介業者と時代遅れの技術の組み合わせによって、そのような歪んだシステムが出来上がってしまっています。
中央集権型の情報配信モデルは、サーバーのオーナーにとっては素晴らしいビジネスですが、ユーザーには手数料を支払うか、システムを利用しないかという以外には、ほとんど選択肢は与えられていません。世界中で企業が立ち上がり、こうした問題を解決しようと試みましたが、ビジネスモデルと使用されている技術の冗長なサイクルが原因で失敗してきました。
イーサリアムやデジタル配信を再定義するIPFSの登場などによって、データ配信は転換点にあるとREXは考えています。
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