来週の5銘柄
(3630)電算システム
四季報より 業種: 情報・通信業。
【特色】情報処理サービス開発中堅。払込票決済など収納代行を拡大中。グーグルの販売代理店展開も
【横ばい圏】イベント中止でギフト処理サービス打撃だがオートオークション、教育関連など伸長。営業益増額。21年12月期はイベント徐々に復調。払込票決済伸びる。国際送金の黒字継続微妙だが営業益横ばい圏。
【スマートグラス】ウェアラブルデバイス用アプリの販売開始。遠隔支援などで各種現場作業を効率化。土岐市のデータセンター増築。機能充実狙い、さらに拡大も視野。
2021年2月1日発表。2021年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+0.5%の28.50億円、経常利益+0.1%の29.20億円と6期連続の増収・増益の見通
2016年2月12日の1253円を安値とする上昇トレンドの中で、2019年5月13日に4390円の高値をつけ、5月29日の4280円を2点天井にして下降トレンド(A)に転換しました。この中で8月29日に2672円まで下げて反発するものの、10月30日の3125円の高値をつけたところで、コロナ相場に巻き込まれ2020年1月31日の3050円の高値から急落局面につれ安して、3月13日に1643円まで下げて、当面の底打ちとなりました。ここを安値に上昇トレンド(B)へ移行し、巣篭もり投資の需要拡大で収益が拡大し、①7月14日の4790円、②7月28日の4880円、③7月30日の4860円と三尊天井をつくって、いったん急落となり下降トレンド(C)となりました。この下降トレンド(C)の中で9月11日の3410円まで下げて10月14日の4075円まで反発し再下落となりました。その後、3000円水準でもみあって3点底をつくり、今年の3月11日に下降トレンド(C)を横もみでぬけて3295円で買転換となっています。
買いポイント
3100~3300円
利食い
3600~3800円
損切り
3月5日の2956円を終値で切ると短期売買の場合はいったん損切り
(1414)ショーボンドホールディングス
四季報より 業種: 建設業。
【特色】橋梁、道路などインフラ補修工事の専業。補修材料の開発・販売から施工まで一貫体制。好財務
【大幅増配】9月末受注残708億円(前年同期比2・9%増)と過去最高。高速道路向け補修工事は豊富な受注残消化。橋の耐震補強工事も膨らむ。人員拡大のうえ賃上げにより人件費増加傾向だが最高純益。
【新体制】5支社体制を見直し、東・西日本に分けた社内カンパニー制導入。受注状況反映した人員配置など実施し地域案件掘り起こす。21年内につくば市に新研修所建設。
2021年2月10日発表。2021年6月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+12.9%の146.00億円、経常利益+11.8%の151.00億円と9期連続の増収・増益の見通し。
2017年11月16日の安値からの大きな上下動(ボックスA)の中で、2018年9月27日の4790円で一番天井、2020年1月21日の4790円とダブル天井をつけて、2020年3月13日の3160円まで下落し、ここから上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で11月25日の5630円の高値をつけて大幅下落となり、今年の1月20日に4500円まで押し目を入れてもみあっています。
出島昇の柴田罫線からみたポイント
ボックス(A)の中で、2020年1月21日の4790円を天井にコロナ相場の急落局面で2020年3月13日に3160円まで下落して底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で6月1日の5040円まで上昇して、8月7日の4505円まで押し目を入れ、11月25日に5630円の高値をつけ、2021年1月20日の4500円まで下落し、2月12日の4870円まで反発してもみあっています。4500円水準は2点底の形となっており、下値は固まっているようです。但し、4500円を終値で切るといったん損切りとなります。
買いポイント
①4600~4700円
②4520~4580円
利食い
①②ともに5100~5300円
損切り
4500円を終値で切るといったん損切り
(3050)DCMホールディングス
四季報より 業種:小売業。
【特色】ホームセンター(HC)業界首位。傘下に北海道のホーマック、中京のカーマ、四国のダイキなど
【再増額】新店9、退店7(前期各9、7)。既存店は園芸やDIYなどが上期偏重で稼ぐ。PB比率上昇し粗利率改善、人件費抑制も進み増益幅拡大。土地売却益ない。増配。22年2月期は特需剥落で既存店反落。
【誤 算】最大1630億円投じる同業7位の島忠買収は、ニトリによるTOB価格引き上げで頓挫。引き続き同業M&Aに意欲、資本提携先へのPB商品の供給も視野。
2020年12月28日発表。2021年2月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+44.5%の301.00億円、経常利益+46.7%の295.00億円の増収・増益の見通し。
2015年6月29日の1211円、8月5日の1233円を2点天井にして調整入りとなり、2016年6月16日の741円で当面の底打ちとなりました。ここから2017年1月6日の1108円まで上昇後、6月21日の930円まで下げて、約1年間、上値、下値を切り上げる上昇(①②)となり、2019年1月18日に1165円の高値をつけたあとは反落となり、その後、コロナ相場に入って弱い動きとなり、2020年の2月のコロナ急落相場で3月13日に882円まで下落しました。しかし、ここからコロナ感染拡大により巣篭もり需要が発生し、収益拡大となって急角度の上昇トレンド(B)となり、9月23日には1580円の高値をつけて500万株の大商いとなりました。これをきっかけに高値圏でもみあったあと、2月2日の1045円、2月26日の1052円とダブル底に近い形となって反発しています。
出島昇の柴田罫線からみたポイント
2020年3月13日の882円でコロナ相場で底打ちして急上昇となり、9月23日に大商いとなって1580円の高値をつけました。ここから調整入りし6ヶ月の信用期日に接近して、今年の2月2日の1045円、2月26日の1052円とダブル底に近い型となっています。信用期日を向かえ買い有利といえます。
買いポイント
1070~1135円
利食い
1300円以上
損切り
信用期日を迎え買い有利となり、現時点で損切りはありません
(4116)大日精化工業
四季報より 業種:化学。
【特色】顔料で創業しインキ、樹脂などに展開。合成樹脂着色剤で首位。高付加価値の高分子が成長
【上振れ】ディスプレー向け材料が健闘、海外も立ち直る。下期に自動車向け着色剤など復調。年明けの反動減見込む会社修正営業益は過小。投資有証売却特益。22年3月期は好採算の自動車向け部材が底入れ。
【変 身】21年8月に初の新中計および会社説明会を実施予定。規模の割に希薄だった市場に対し意識強める。同時にSDGs面の貢献度が高い製品を洗い出し公表へ。
2021年2月12日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-19.6%の39.00億円、経常利益-10.4%の50.00億円と3期連続の減収・減益の見通し。
2018年10月2日の3835円を戻り高値にして、12月25日の2305円まで大幅下落し、2500~3500円のレンジの中で、大きな上下動となり、2019年11月5日の3490円を高値にコロナ相場に巻き込まれ、急角度の短期の下降トレンド(A)となりました。この中で2020年の3月19日に1730円で底打ちとなりました。ここから3月30日の2549円まで自律反発して押し目をつけ、下降トレンド(A)を上にぬけて5月28日に2732円の高値をつけました。その後、7月10日の2206円まで押し目を入れて7月21日の2481円まで反発し、ここから8月20日の2089円まで下げて、下値が右肩上がりの直角三角形(C)となりました。この直角三角形の中で、今年の2月2日の2220円を安値に反発し、3月5日に2456円で上放れとなっています。
買いポイント
①2500~2600円
②2350~2450円
利食い
①の場合2800~3000円
②まで下げると2650~2800円
損切り
短期売買の場合は、2月2日の2220円を終値で切るといったん損切り
(5563)新日本電工
四季報より 業種:鉄鋼。
【特色】日本製鉄系、鉄鋼向け合金鉄最大手。南アにマンガン鉱山権益、機能材、環境、電力事業を育成
【横ばい】合金鉄は粗鋼生産回復で需要好転。3月から鹿島工場再稼働。原料値上がりも製品市況上昇で採算改善。機能材料も自動車生産回復で電池材料好転。前年の在庫評価益剥落も営業益横ばい。持分損ない。
【環境事業】焼却灰の溶融固化処理の需要旺盛で溶融炉1基増設、4基体制に。22年11月運転開始。脱炭素社会に向け水素ステーション用純水製造装置の販売にも注力。
2021年2月8日発表。2020年12月期本決算は、前年同期比で営業利益+197.5%の54.34億円、経常利益+154.3%の34.92億円と3期ぶりの増収・増益となりました。
2016年7月8日の150円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年7月31日の545円、2018年1月15日の528円と2点天井をつけて、下降トレンド(B)を形成しました。この下降トレンド(B)の中で、8月10日の244円まで下げて、10月3日の306円まで反発し、ここからややゆるやかな長期下降トレンド(C)へ移行しました。この下降トレンド(C)の中で、2020年3月13日に108円まで下げて底打ちとなり、ゆるやかな短期の上昇トレンド(D)へ転換し、7月31日の142円を安値に急角度の上昇トレンド(E)へ移行し、12月16日の320円まで上昇してもみあっているところです。その後の反落で3段上げの基点を探しているところですが、その後は、もみあって1月7日に310円で2山目をつくって、2月1日に263円まで押し目を入れて反発となっています
1月20日のフォロー
2020年3月13日の108円を当面の底値にして、7月31日の142円を2番底にして、11月10日の268円までが1段上げ、11月20の211円から12月16日の320円までが2段上げとなり、ここからもみあって今年の1月29日に268円まで押し目を入れ、3段上げの上昇となってきています。3月12日に317円で買転換となっています。2月1日の263円を終値で切ればいったん損切りとします。
買いポイント
①285~315円
②270~280円
利食い
①②ともに350~380円
損切り
2月1日の263円を終値で切ればいったん損切り
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