GW前の月末取引
株式
2021年4月30日(金)晴れ
・バイデン米大統領は28日夜(日本時間29日午前)、上下両院会議で就任後初の施政方針演説に臨んだ。
格差是正を最優先し「底辺を引き上げ、中間層を起点に経済を成長させる時だ」と宣言。
「21世紀を勝ち抜くため中国やその他の国と競争している」と表明、中国に対抗する姿勢を鮮明に。
・29日で就任100日となるバイデン米大統領は新型コロナウイルスワクチン普及などの成果を誇り、
「危険を可能性に、危機を好機に、抗体を強さに変える」と強調。
「米国は再び動き始めている。世界を再び主導する」と決意示した。
同盟国と連携して気候変動など国際的な課題の解決を主導する方針を改めて打ち出した。
今後の経済政策運営で明確にしたのは、増税と歳出増を同時に進め、経済に強くかかわる「大きな政府」への傾斜で成長目指す路線。
・バイデン米政権、経済政策の第1の柱は企業増税を財源にインフラなどに8年で2兆ドル(約220兆円)超を投じる「米国雇用計画」。
2つ目が個人富裕層への増税で育児・教育支援に10年で1.8兆ドルを充てる「米国家族計画」。
バイデン氏は「企業と1%の最富裕層に公平な負担をしてもらう」と語り、計4兆ドルの構想に超党派の魅力を求める。
バイデン氏がもう一つ力を込めたのが、台頭する中国への危機感。
「中国を含め、すべての国が世界経済の中で同じルールで競う」ことが重要だと力説。
中国が技術力で米国を急速に追い上げているとの認識を」示し「次世代の技術で優位に立たなければならない」と訴えた。
・米アップルの業績拡大に弾みがついている。
28日、2021年1-3月期決算売上高が前年同期比1.5倍の895億8400万ドル(約9兆7000億円)、純利益も2.1倍の236億3000万ドルに膨らんだ。
売上高と純利益とも1-3月期として過去最高となった。
・インドで日本車メーカーなどの生産停止が相次ぐ。
インド政府は工業用酸素を医療用に回す指示など出し、製造業の操業に影響広がる。
スズキ <7269> [終値4304円]子会社でインド自動車最大手マルチ・スズキは28日、
北部ハリヤナ州グルガオン工場とマネサール工場を5/1から9日にかけて停止する。
ホンダ <7267> [終値3265.0円]29日、5/1から15日までハリヤナ州や南部カルナカタ州などにある全4工場での二輪生産を停止する。
四輪車については継続する方針。
トヨタ <7203> [終値8299円]カルナカタ州の四輪工場で「メンテナンス」を理由に4/26から5/14までの操業停止発表。
パナソニック <6752> [終値1316.5円]が一部家電工場を停止。
・東京都29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1027人確認されたと発表。
1000人を上回るのは3カ月ぶり。大阪府も1172人と1000人を超える傾向が続き、死者は前日から30人増え過去最多の44人に。
・3度目の緊急事態宣言が4都府県に発令される中でのゴールデンウィーク(GW)が29日始まる。
全国の主要地点の日中の人出は、宣言前の最後の日曜日からは大半で減少したものの、1度目の宣言中だった前年同日比で1.2~3.3倍に。
・米連邦準備理事会(FRB)は28日の米連邦公開市場員会(FOMC)で大規模な金融緩和を続けることを決めた。
マーケットが予想する早期の緩和見通し論をけん制したものの、
米商務省が29日、2021年1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比6.4%増と需要は回復。
物価上昇圧力が高まり景気の過熱を誘う懸念のある覚悟の長期線は危うさも。
・米商務省29日、2021年1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率換算で6.4%増。
財政出動と新型コロナウイルスのワクチン普及を背景に個人消費の伸びが2ケタに加速した。
GDP規模はコロナ危機前の2019年10‐12月期の約99%まで回復。
・SBIHD <8473> [終値3075円]政官界の大物OBを次々招き入れている。
6/29付で元財務省事務次官の福田淳一氏と、前農林水産省事務次官末松広行氏を社外取締役に迎える。
元金融庁長官五味広文氏も2017~19年ボードメンバーに在籍。
元金融担当相竹中平蔵氏も取締役に名を連ねる。
・ポストコロナをにらみ、米欧で増税や新税の議論が活発になってきた。
バイデン米大統領が企業や個人富裕層への増税を打ち出し、欧州連合(EU)も環境関連の新税の導入を相次ぎ検討し始めている。
世界の税制の潮流を変える可能性がある。
・中国が独自の宇宙ステーションの建設に着手。
29日に基幹施設のロケットによる打ち上げに成功。
中国は宇宙航空研究開発機構(JAXA)でも米国に対抗できる「宇宙強国」を目指す。
・中国国家統計局は29日、「2020年も総人口は増加」と発表。
出生率の減少に歯止めがかからないなか、人口動態への関心は高まっていた。
20年は10年に1度の国勢調査を実施、具体的な結果は近く発表する方針。
・世界各国・地域の新型コロナ感染者数(前日比死者数)4/29午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ 世界全体1億4963万人(15650人)
米国32230011(948)インド18376421(3645)ブラジル14521289(3163)フランス5626985(315)トルコ4751026(341)ロシア4732981(380)
英国4427394(29)イタリア3994894(344)スペイン3504799(88)ドイツ3366627(263)アルゼンチン2928890(348)コロンビア2824626(490)
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