【マーケット解説】欧州株下落だがナスダック最高値を更新。暗号資産のドミナンスレートに注目
2021年6月24日(木曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月26日 13:00までです。
■伝統的金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ、テーパリング(2023年利上げ?)が焦点
■暗号資産業界の最大の関心事は中国のマイニング規制など
米国やアジア市場はまちまちとなったが、欧州株が下落した。ドイツDAXは前日比マイナス1.15%となり、フランスやスイスも振るわなかった。米国の個別株ではテスラ株が上昇しナスダックが最高値を更新した。6月の米国製造業PMI(速報値)は、5月の62.1から62.6に上昇し市場予測61.5を上回った。
ゴールドは小反落となり1,770ドル台の水準である。原油は一時74ドルをつけたが跳ね返されて73ドル台前半での推移であるが5月後半からの上昇トレンドが続いている状態となる。米国エネルギー情報局の発表によると、米国の原油在庫は先週から760万バレル減少して4億5910万バレルとなった。天然ガスも順調で、高値圏にとどまり直近の高値更新を伺う展開となっている。
暗号資産市場は堅調地合いが続く。ビットコインの3万ドル割れから相場が崩れることを懸念されていたが小幅ながらも回復途上となるり、他の暗号資産も値が戻りつつある。占有率を示すドミナンスレートは、ビットコインの割合が上昇する一方でイーサのドミナンスレートが下がっている。DeFi・NFTブームが沈静化し、徐々に伝統的な暗号資産へと回帰しているフェーズなのかもしれない。
本日は、英中央銀行の政策金利発表などが予定されており「ポンド」に注意を払っておくとよいだろう。
【トレード妙味のある銘柄】
NY原油
イーサ
英ポンド
【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング
提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。
①材料が一過性のものなのか
②価格へのインパクトが継続するものなのか
当コンテンツの差異性:金融市場を俯瞰して暗号資産の市況解説をする
差異性とは他の市場解説やマーケット市況と当コンテンツとの違いになります。
※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。
トレーダーとしての心構え
・「物事が起こってからの解説」は知るだけでよい。予測の力量はトレードの成績に直結しない
・「今、目の前で起きている」マーケットの動きは説明できない
・方向性がわからなくても儲けることは可能
・アナリスト/ストラテジストが「上がる」との説明に対して、戻りや調整局面の利用が可能
・初動は孤独であり、しかし大波には乗るべし
トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。
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