zaifトークン大暴落をテクニカルは示していた?:仮想通貨チャートウォッチング
仮想通貨取引所のzaifには当初イベントやキャンペーン用として作られたzaifトークン(counterpartyのトークン)というものがあり、zaifの取引所でも上場されています。
そのzaifトークンが8月17日から「謎の」高騰を続けており、10日後の8月27日に大暴落を起こしました。
テクニカルはこの大暴落を察知していたのか?後付けになりますが、少し見てみました。
その前に背景を簡単におさらい
zaif運営のテックビューロ社がCOMSAというICOプラットフォームを企画している話は、国内の仮想通貨界隈ではもっとも熱いといっても過言ではないほど話題になってきています。それを背景にして、「zaifトークン保有者にCOMSAから何かしら恩恵があるのではないか?」とか「テックビューロ社が上場を検討しており実現するとzaifトークンの価値が上がるのではないか?」という憶測(いくつかのデマも)が連鎖した高騰だったようです。
COMSAとの連携についても公式発表は一切されておらず、最初に書いたようにあくまでもzaifトークンはイベントやキャンペーン用として作られたものですが、「zaif」というトークンの名前だけが先行して想像力を広げてしまったのかもしれません。
もちろんその憶測が事実になる可能性はゼロではなかったのですが、事実ではない憶測を元に買いオーダーするのは高いリスクがあり、ネット上では、この異常ともいえる高騰に対して注意を促す声もたくさん発信されていました。
そして8月27日の夜、相場価格が憶測によりトークンの本来の用途(当時の時点で認知されていた用途)から乖離して、あまりにも高騰し続けたのもあったからでしょうか、zaifより次のように公式発表がありました。
サポートに余りにも質問が多いので言葉を慎重に選んで言いますが、ZAIFトークンとCOMSAプロジェクトは、今のところまだ連携などの予定はありません。是非一度落ち着いてください。なお、これ以上の質問にはサポートもお答えしませんのでご了承を。変更がある場合はまた別途お知らせします。
— Zaif - 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2017年8月27日
それまですでに下落基調になっていたzaifトークンですが、その発言をきっかけに一時zaifサーバーにつながらなくなるほど激しく乱高下しました。
最終的には、テックビューロ社CEOの朝山氏より次のような発言により事態はとりあえず収拾へ…となりました。
では、この状況ですので「来週9月8日までのどこかで、ZaifトークンのCOMSAと連動するキャンペーン(システム連携ではない)を模索して、そのステータスについてご報告することにいたします。実施するのか、しないのか、するなら、その概要はなにか。」とさせていただきます。
— Takao Asayama 朝山貴生 (@TakaoAsayama) 2017年8月27日
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