中原駿レポート ナスダック＆マザーズ　No.028 2021年7月5日

１． ポイント

＜ナスダック＞
１． 中長期見通し（2021年３月が13カ月サイクルボトム。年末に向けて上昇か。ただし「１」の年の影響でレンジ相場も）　
　2016年２月から長期サイクルがスタート、高値のターゲットは2021年６月±１年、価格は12,174（9,481～17,404）。まだ完全にトップアウトが確認できていない。21年３月が13カ月サイクルボトム。強気の場合、シンセティックスでの高値の時間帯と被る2021年９月～2022年２月まで上昇する。ただし「１」の年の習性から６月以降レンジ相場となる可能性も残る。

２． 短期見通し（22.3週サイクルの18週目。上昇は８週目となり急反落に注意）　
ＰＣの18週目。今回の22.3週サイクルは２つのＨＰＣかあるいは複合パターンだが、非常に強い。22.3週サイクルの観点から今週はトップアウトの可能性がある時間帯。ターゲットは①14,816～30②15,777～937。より長期的には第二13カ月サイクルはセンタートランスしても2021年９月、より妥当には2022年２月まで上昇を維持するだろう。

３．留意点（第二９カ月サイクルボトムとなる８月第１週前後まで調整する）　
　直ちに急落を開始し、第二９カ月サイクルボトムが想定される８月第１週前後までボトムアウトしない。

＜東証マザーズ＞
１． 中長期見通し（15.3カ月サイクルボトム完了か）　
　2020年４月から新46カ月サイクル。46カ月サイクルの平均的な上昇期間は24±４カ月（19～28カ月）。2022年４月（2022年１～８月）まで強気。15.3カ月サイクルは最も早期として５月17日。ただし、７月前後（～９月）まで許容範囲。

２． 短期見通し（新21.2週サイクルの７週目。第一ＭＣボトムの時間帯）　
15.3カ月サイクルの第一21.2週サイクルがスタート。第一ＭＣがまだ終わっていない場合、今週は中心的時間帯となる。逆に６月21日がやや早めのＭＣボトムであった場合、第二ＭＣの２週目となりかなりしっかりと上昇するはず。いずれにせよ、すべての押しは買いという時間帯にある。

３． 留意点（15.3カ月サイクルが完了していない場合21.2週サイクルが延長、下落継続となる）　
15.3カ月サイクルは最長９月まで延長があり得る。この場合21.2週サイクルが延長され、少なくとも下落はサイクルの中心的時間帯である７月まで続き急落する。

長期購読でお得にご覧頂く事が出来ます。

株式会社投資日報社 / 週刊　中原駿 ナスダック・東証マザーズレポート

続きはPDFファイルをご覧下さい