100バガー(100倍株)を探せ! 2021年8月2日号
【今週の動画はこちら】
※ 約21分間の動画となります。
8月16日(月)は、弊社夏季休暇の為、休載とさせて頂きます。
次回発行は8月10日(火)、次々回の発行は8月23日(月)となります。
1. 櫻田メモ
市場参加者注目の脱炭素関連3銘柄の見通し
4月以降日本の株式市場は指数の上値が重たくなっており、昨年までと異なり市場全体が大きく上昇する展開とはならず、個別株物色が続いております。
今年の相場で最初に物色されたのは、昨年秋から活況が続いていた半導体関連銘柄であり、東京エレクトロン【8035】 アドバンテスト【6857】が4月頃までは物色の中心となっておりました。4月以降半導体関連の物色対象が、日経225採用銘柄からその他の銘柄に移っており、その筆頭はレーザーテック【6920】です。レーザーテックは時価総額2兆円規模で日次の売買代金ランキングで首位になる事も有り、株式市場での人気の高さが伺われます。6月に上場来高値となる23,930円を付けた後は下落⇒高値圏での揉み合いとなっており、積極的に上値を追う展開とはなっておりません。
私の独断と偏見では、7月末~8月中旬の決算で最注目となるのは、”レーザーテック”です。同社が決算後に織り込み済みで下落となれば、半導体関連株のラリーは一旦終了したと見るべきでしょう。
さて、今回の櫻田メモは脱炭素関連についてですが、その前になぜ半導体関連銘柄の話をしたのかと言いますと・・
市場のテーマ株が変わってきている事、テーマの持続性についてお伝えしたかったからです。
昨年秋から今年6月迄半導体関連株が買われたのは、主に下記の3つの理由だと考えております。
① コロナ禍でも需要の増加が続いており、向こう2年程度成長が続く可能性が高い。
② 従来はシリコンサイクルによって4年程度の期間で好不況を繰り返していたが、5G・データセンター需要・自
動運転等で半導体を使用する分野が拡大しており、今までよりも長いサイクルになる可能性が出て来ている。
③ 半導体が日本のみならず世界各国で国策に近い位置付けになっており、今後は政府支援も期待出来る。
長期的な業績の拡大というファンダメンタルズの改善が見込める状況にありながら、国策による業界支援で今までに無かった需要が見込める期待感も後押しして、半導体株の上昇を牽引したと思われます。
今回のテーマ脱炭素関連は、半導体以上の長期テーマとなる可能性が高く、短くても5年、今後の発展と目標を考えれば、おそらく2030年程度まで市場で話題になると考えております。
欧米を中心に地球温暖化・気候変動に対する危機感が年々高まっており、もはや日本においてもこの分野は待った無しの状況です。
今回は、脱炭素関連3銘柄の現在の立ち位置と状況をお伝えします。
① レノバ【9519】
② イーレックス【9517】
③ エフオン【9514】
早速ですが、現在の株価から考える、3社の立ち位置・私の結論を申し上げます。
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