米国決算シーズン到来と衆議院解散
FX
おはようございます。
《昨日のマーケット》
好決算スタートとなった米国株式が揃って大幅に上昇。
失業保険申請数が減少するなど、経済指標も後押しし、ほぼ全面高となった。
インフレ懸念やその他要因はまだ燻っているものの決算見合いの物色も目立ち好感触のスタート。
経済見通し引き下げや不安要素は多い中にあっても決算シーズンは物色的な買いも手伝い底堅く推移するだろう。
他方で、日本株情勢は衆議院解散に伴い選挙シーズン入りをしている。
政策論争が活発化することが予想され、どの政党も”色よい話”を多くすることからこちらも月末まで底堅い推移をする見込みです。
先日の分析で出したネックラインで反発し、短期の三尊を否定。
テクニカル面での追い風も相まって29200-300円ライン再トライを視野に入れておきたい。
為替相場はここ数日同様にクロス円堅調な地合いで全面リスクオンといった様相です。
ややポンドが失速感ありますがクロス円の中でも当記事でたびたびでるカナ円は直近高値更新も果たしテクニカル的にも一段高を目指せる環境にあります。
資源高が続く限りは円売りが続く見込みで原油情勢もサウジアラビアが増産拒否するなど値の維持に執心していることからしばらくは同様の地合いがつづくでしょう。
《株式市場》
週末となる本日も決算銘柄物色が続く公算ですが、小売り指標と消費者信頼感指数が発表されるため米国午前は少し揺れ動きそうです。
指標で押した部分は恐らくNY時間に買われる見込みで短期テクニカルで判断していきたい。
ここのところ軟調だったが久しぶりに週末引け間際の買いアルゴリズムが見れるかもしれない。
高値更新までは期待していないが短期テクニカルとしても良い動きをしているので基本的には押し目を狙って行く方針で問題ないだろう。
ダウ平均は10月7日の高値を更新35000ドルを手前にやや伸び悩んでいる。
節目となるラインなのでここを乗り越えてくるかどうかはセンチメントを図る上でも重要になります。
短期のテクニカルで押し目ラインを見て行きたいと思います。
まず34800ライン。
そして昨日のNY時間安値である34650水平。
割り込んでくるとまずいレッドラインは34500の水平になります。
一先ずはこの辺りを見ておけば本日一日は問題なく立ち回れるものと考えています。
日経平均はやや上昇一服感があります。
まともな水平がない事もあって米国株よりもやや走り気味に利益確定が進むかもしれません。
テクニカル面からでは短期の半値戻し程度を想定し28400-300水平を押し目欄に設定しています。
28600-700は管政権辞任ラインでもあるのでここも見ておきたいところ。
いずれにしても選挙終盤まで米国決算を見ながらブル目線を持ってきたい。
《為替市場》
資源通貨について行く環境はあまり変更はなく目線もこれまで同様変化はありません。
株式相場よりもトレンドが明確なので方向感に迷うことはない印象です。
クロス円の買いとユーロドルの戻り売りを狙いながら立ち回りたい。
レジスタンスを抜けてはレジサポ転換を繰り返し上昇しているカナダ円はスキャルをやる上でも利益が取りやすくロング片打ちでも水平2段を目安に入るだけで毎日利益が取れるような状態です。
インジケーターの加熱感という意味では当然加熱していますがあまり気にせずに短期水平で押し目買いを繰り返すだけでよいと思っています。
特に2017年の高値を抜けて来たこともあって押し目買い以外の選択肢はテクニカル面からも消えています。
短期の分析に戻りますと赤ラインが2017ー18年高値水平になります。
91.60をサポートにおきながら91.8、91.6の二段で構えて91.4を最終ラインとし、割り込むなら91円まで待つくらいスタンスです。
ユーロドルは先日の日経同様短期三尊形成です。
一応ユーロドルの1.1615の売りが刺さっているのですが、1.1605付近まで来るようなら決済して三尊否定の目線を持っておきたい。
1.1585のネックラインを下回って来ると
この辺りをターゲットに1.155付近までの下落を見込んでいます。
ただ個人的に今日のチャートを見てトレードするならばスキャル、デイで三尊否定の方向にポジションを取る方が利益が出る確度は高いと思います。
やはり少しユーロドルは”売り疲れ”のような印象もありますし、”売りたい気持ちはありますが売りは慎重に行きたい”
米国株は堅調な地合いを作っていますし、”テーパリングの道筋”が付いた上でドルが少し売られているので大幅安になる公算は低いですがテーパリング関連は一旦セルザファクトと捉えて良い環境とも言えます。
まとめ
決算特需や選挙での下支えが入りやすく、これまでベア推移してきたこともあって底堅い相場はしばらく維持すると思いますので目線としてはそうした地合いについて行く2週間になるでしょう。
少し懸念していたのは5月頃にあったインフレを嫌気して好決算なのに売られる状況だったので一先ず筆者としては安心感が出ました。
※当記事は売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。
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