中銀WEEK&雇用統計通過を経て
FX
先週は主要各国中銀の政策金利決定会合を通過、雇用統計は事前予想通りやや強めの結果に収まった。
実質金利の大幅な低下を受けて金先物は上昇。
FOMCで1760ドルを割り込んでから50ドル以上の上昇をしている。
期待インフレ率の高まりと横ばいを続ける米金利から実質金利が低下していることが要因。
インフレ問題が落ち着かない限り低空飛行を続ける可能性は高く、2022年度もサプライチェーンの問題が解消される見込みがない現状は金先も上値を伺う展開が増えるだろう。
《中銀政策金利とベイリー総裁》
各国中銀は重要な決定を行いつつも、総じてハトだった。
直近ベイリー総裁の言及(9月27日に利上げの根拠が強まったと発言している、その後10月中旬にも一層タカ派発言も)から利上げを織り込んでいたポンド買いは概ね解消されつつある。
BOEの決定は直前に出されたECB、FRBに右に倣えだったように思う。
会見で述べていた「インフレに対する対応は金融政策で出来ることは殆どない」というのはそれはその通りで根本的な解決にはならない。
ただ、マーケットが神経を尖らせるインフレについて行動を起こせないと取られるとそれは中銀の信頼性を損なう側面があるため振り上げた拳はなかなか引っ込められそうにはない。
チャートと発言をタイミングを交えながらポンド円下げ止まりを分析すると
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