11月22日 投資市場 アナリスト・トレーダー等発言 (更新しました19:00)
■ウォール・ストリート・ジャーナル紙
モラー特別検察官が、
クシュナー米大統領上級顧問が米大統領選挙中にロシア高官と接触した証拠を調査と報じており、
ロシアゲート疑惑でドル弱含みか。
■韓国通貨当局者
「韓国ウォンの上昇ペースは他の通貨より速い」
「韓国通貨当局は為替の動きを注視」
■国内金融機関
米国からテロ支援国家として再認定された北朝鮮を巡る不透明感がくすぶる中、
投機筋は感謝祭休暇前に、円ショートのポジションを一部圧縮、または圧縮中とされ、
ドル/円の上値の重さとして現れている。
ファンドなどの海外投機筋は、
「ドル買い/円売りのストラテジーを諦めたわけではないが、決算や感謝祭休暇を控え、
いったん、ポジションを軽くして、12月から仕切り直して、
改めて円売りを仕掛けるスタンスが多そうだ」
■コメルツ銀行の外為ストラテジスト、エステル・ライヒェルト氏
「ドイツの政治情 勢が落ち着くまでにしばらく時間がかかるというのが最悪のシナリオとなるが、
市場では この問題が何か尋常でないことに発展するとは予想されておらず、
より大きな視点で見れば経済は堅調に推移している」としている。
■BB&Tウエルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏
(米国株式について)
「投資家が売りよりも買い増しを目指す時期に来ている。
そのため、上向きのバイ アスがみられる」と指摘。
「株式は現在、リスク調整後の特性が最も良好だ。
ボラティリ ティーは低く、トレンドは上向きだ」と述べ、
「ハイテク株は現時点で、人々が満足でき るセクターであり、資金は流入するだろう」と話した。
■ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの首席グローバル外為ストラテジスト
マーク・チ ャンドラー氏
(21日のドル 対円、対フラン安について)
リスク回避よりも、
両通貨と米10年債利回りと の間に見られた強い相関性を反映しているとの見方を示した。
(10年債 US10YT=RR 利回りは2.36%と、前日からやや低下した事について)
米経済成長は堅調となっているものの、
実質的な物価上昇が見られないことが国債利回りが低調となっていることの
背景にあるとの見方を示している。
■海外トレーダー
リアルマネー勢とマクロ投資家は
ドイツに関する最新ニュースにあまり大きく反応していない
■ゴールドマンのグローバル株式チーフストラテジスト、ピーター・オッペンハイマー氏
「現在の景気サイクルの強さと持続力に、投資家は安心しても大丈夫だろう」とリポートで指摘。
「既に長期となっている現サイクルは、金融危機の後によくあるケースだが、
危機からの持ち直しという面もあり、最近まで力強さという点では平均を下回っていた」
と述べた。
■コメルツ銀行
ドイツの政局混迷も周辺国債の追い風になるかもしれないと指摘。
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト
「きのうの円債市場は株高にもかかわらず底堅さを示し、
好需給観測の強さがあらためて印象付けられた」と指摘。
「きょうは中長期債を対象に日銀オペが通知される予定。
17日に減額のあった中期債(残存期間1年超3年以下)を中心に減額の懸念がくすぶるが、
目先的な金利先高観がほとんどない中、買い入れ減額が需給を崩すことはなさそうだ」
とし、底堅い展開が続くと予想する。
国債市場特別参加者会合について
「テーマは来年度国債発行計画で、一部報道によると、
30年債と40年債の発行が減る方向で議論が進められるようだ。
債券市場ではこれまでのブルフラット化の過程でそれをすでにいったん織り込んだ感がある」
と指摘。
その上で、「20年以下の年限について、減額の有無に関する手掛かりがあるか探りたい」
としている。
■スイスのプライベートバンク、ジュリアス・ベアのアジア地域最高投資責任者(CIO)
バシュカール・ラクミナラヤン氏
「当社では1年前から日本株を強気にみている。その後、いったん株式全体のエクスポージャーを少し縮小した。
そして最近になって株式のエクスポージャーを再び引き上げた際、
特に選好する日本株と中国株を重点的に買い増した。ほんの2─3週間前のことだ」
「日本株に強気な理由はいくつかあるが、最大の理由は好調な企業業績だ。
出そろいつつある今回の(7─9月期)決算シーズンでは、市場コンセンサスを上回る決算発表が相次いだ。
決算のポジティブサプライズは、株価上昇に最も効く好材料だ」
「われわれは日本と中国の両方で、今後2018年にかけても、
決算のポジティブサプライズが大いに期待できるとみている」
「記録的高値水準に上昇したのはその通りだが、当社ではここで手放すどころか、
まだまだ買いたいと思っている。
われわれはいったん投資すると決めたら、少なくとも1─2年はそれを維持することが多い」
「株価の絶対水準を見て、下落を懸念する人はいる。足元で調整色が強まっているのも確かで、
われわれもいったん調整局面があるのが自然だとみている。
(絶対水準で)割高・割安を言うなら、リスク資産全体が高い。
それを割高だと言って拒むならば、投資可能なアセットなど何も残っていない。
(絶対水準ではなく)相対的にどうかをみるべきだ」
■マキューエン・マイニング ロブ・ マキューエン最高経営責任者(CEO)
5年以内に5000ドルを上回る可能性があると予想。
低金利政策が続き、金が地政学的および金融リスクからの資金の逃避先として利用される中、
投資家が金投資によるリターンを追求するためと説明。
一般的には金利が上昇すれば利息の付く資産の魅力が高まると考えられているが、
各市場が再度修正局面に入れば金の魅力は一層高まるはずだとの見方を示した。
■国内金融機関
(国債先物中心限月12月限が
前日比13銭高の151円15銭と続伸で引けた事に対し)
グローバルに株高の流れが続いているが、
「株価の上値余地が限られるとの見方から、
投機筋が先回り的に安全資産とされる債券に買いを入れているようだ」
■国内証券会社
(長期金利が0.5bp低い0.020%に低下し、
国債先物の受渡適格銘柄(チーペスト)である10年336回債 が
一時マイナス0.10%と9月11日以来約2カ月ぶりの水準を付けた事に対し)
「長期金利がさらに0%に接近した場合、日銀の買入減額の思惑も浮上しやすい。
チーペストが節目のマイナス0.10%まで低下したこともあり、
終盤は達成感から伸び悩む場面もあった」
■アセットマネジメントOneの浅岡均ストラテジスト
(国内株式に対し)
「米国の感謝祭を控え材料不足の中、これまで発表された企業業績の改善をベースとし、
世界的なリスク選好で株高となっている」と指摘。
さらに、設備投資の一括償却を認める項目が盛り込まれた米国の税制改革が実施されれば、
「これまで先送りされてきた設備投資の回復が期待でき、
一段と日本企業の収益が伸びる可能性もある」との見方も示した。
■野村証券外国為替部 高松弘一エグゼクティブ・ディレクター
ドル・円について
「イエレンFRB議長の発言がややハト派的と受け止められて売りが優勢になった」と説明。
ただ、為替市場では米国の感謝祭を控えて参加者が大幅に減っていると指摘し、
ドル・円などがテクニカル分析的なポイントに近づいてくると
「短期勢がポジションを取ることはあっても、利益確定の動きも早い」と述べた。
ブログ内では他役立つ情報を掲載しております。
「カフェイン中毒(。´・ω・)の為替日記」
http://blog.livedoor.jp/mkdesign_fx/
よろしいですか?