《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》資金管理とルールがもたらすもの
おはようございます、松下です。
今年最後の週に入りました。
来週前半は国内の取引所は休場になりますので、
リスク調整を忘れずに行いましょう。
今年の1月に、メルマガ読者に
昨年および通年の損益結果と、
その理由についてアンケートを行いました。
その結果は、
「2016年個人投資家実績報告」で確認できます。
この中で、個人投資家の75%が、
投資を開始して以来損をしていることが
分かりました。
そして、その損失の2つの大きな理由が、
「資金管理とルールの欠如」でした。
これには私も納得です。
損をしている人は、その理由を
正しく認識していると思います。
個人投資家には、資金管理とルールが欠落しています。
これは致命的と言えます。
実際に私も投資を開始して1年半、
資金を失い続けている間は、
資金管理もルールも持っていませんでした。
しかし、その後に資金管理とルールを身に着け、
利益を上げるようになりました。
資金管理とルールを身に着けることで、
投資の何が変わるのか?
それは、資金が大きく減ることがなくなります。
資金の減少が小さく限定され、
ドローダウンと呼ばれる連敗による
資金の減少も減ります。
このことで資金曲線が安定してきます。
投資にはどうしても波があり、
勝てる時もあれば、負ける時もあります。
ネットの商材には、連戦連勝や
ほとんど負けないといった文句が並びますが、
一般の個人投資家にはほとんど無理な領域です。
一部には嘘もあるらしいですし。
投資において、普通に利益を上げて行こうとすれば、
負ける時を無難にしのぎ、次に勝てる時まで資金を温存し、
勝てる時が来たら資金を増やす、そんなリズムを
作り上げることが必要です。
このリズムを作り、負ける時に
資金の減少を抑えてくれるのが、
資金管理とルールです。
分かりやすく言うと、
大負けしなくなる。
大負けしなければ、機能するルールには、
いつか次の利益の時間がやってきます。
これが資金管理とルールの効能です。
私はその力を10年以上
目の当たりにしてきました。
しかし資金管理とルールがなければ、
勢いや市場の流れに任せて利益を上げても、
資金を大きく減らさない準備はできていませんので、
いつか大きく資金を減らしてしまいます。
それが致命的になった時、
この投資家/トレーダーは、
二度と立ち上がれません。
投資とは、続ける限り負ける=損をするものです。
だからこそ何度も何度も、
立ち上がらなければなりません。
何度も何度も立ち上がるために、
資金管理とルールが必要なのです。
そのことに気づいたら、
資金管理とルールを手に入れることに
集中してください。
これが手に入れば、
あなたの資金は増えるでしょう。
よろしいですか?