9月相場は、27300~28600円のもみあいの可能性
株式
今週の予測では、13日(火)の日本時間の夜に米国で8月消費者物価指数が発表されるため、インフレ鈍化が確認されれば、米国市場は、さらに強気ムードが増し、日本株にも追い風になるとしました。
月始めの予想では過去の経験則で9月は下値を試す可能性があるとし、9月7日(水)に27268円まで下げ、下値をさぐる展開の可能性があるとしました。
しかし、この日は米国市場が反発から始まり、下げすぎのリバウンド相場に入り、それにつれて日経平均も連動しました。
今週になると上値のフシとなる可能性のある3月25日の28338円、6月9日の28389円を一気に突破する△327円の28542円となり、翌日の13日(火)も△72円の28614円となりました。
目先は上値は重いものの9月7日の安値からの反発幅が大きくなったことで、下値を探る可能性は後退しましたが、まずは8月消費者物価指数を確認することになとしました。
さて、昨日の日本時間の夜に発表された8月消費者物価指数は、大方の市場予想を上回る結果(市場予想+8.1%を上回る8.3%)となり、NYダウは▲1276ドルと5日ぶりの急落となり、シカゴ日経先物は▲770円の27630円でした。
本日14日(水)の日経平均は、8月消費者物価指数の予想外の結果を受けて、NYダウが急落し、つれて日経平均は▲481円の28132円で寄り付き、一時▲818円の27795円まで下げて、終値は▲796円の27818円となりました。この動きであれば下値は9月7日の安値27268円水準で、上値は28600円水準で、その間でもみあいが9月相場の基本的な動きとなりそうです。目先は、来週の20~21日のFOMCまで不透明感を引きずる流れとなりそうです。
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