来週の5銘柄
(4410)ハリマ化成グループ
四季報より 業種:化学。
【特色】ロジン原料化学品草分け。製紙薬品・トール油高シェア。米国子会社にロジン製品のローター社
【減益幅縮小】国内樹脂、欧米粘接着剤の原材料高対応が上期想定以上。製紙用薬品も東南アジア、米国軸に尻上がり。会社営業益増額幅は下期の採算悪化が前提。上期に持分会社が原料市況高享受。設立75周年配。
【M&A】今期連結はんだ付け材料事業は買収額約50億円。同額程度なら今後も随時検討。温暖化ガスオフセットに資するメガソーラー2基目を加古川製造所近くに計画中。
2022年8月1日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-16.9%の27.00億円、経常利益-1.0%の34.00億円の減収・減益の見通し。
コロナ相場前の2019年10月30日の高値1366円からの下げで、2020年3月13日に737円(終値787円)で底打ちとなり、ここから急反発となって3月27日に1248円まで上昇しました。その後、5月7日に878円まで下げて、6月17日に1089円まで反発し、7月10日に870円まで下げて、もみあい9月28日に1176円の高値をつけました。ここをピークに11月6日に931円まで下げて反発し、12月15日の1150円を2番天井にして、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、今年(2022年)の4月27日の756円、7月1日の746円と2点底をつけて、9月14日に955円まで上昇して9月28日に841円の安値をつけてもみあっているところです。
買いポイント
①850~870円
②820~840円
利食い
①の場合930~980円
②まで下げると910~950円
損切り
現時点ではありません
(7467)萩原電気ホールディングス
四季報より 業種:卸売業。
【特色】名古屋地盤の半導体等の電子部品・機器商社。自動車向けが約9割。FA機器等製造部門兼営
【小休止】柱のデバイス事業は半導体業界向け組み込みソフトウェアが拡大。ソリューション事業はITシステム向けが伸びる。だが自動車用の産業用機械が完成車メーカーの減産で下期落ち込む。物流費高が痛いが円安効果もあり、営業益横ばい圏。
【商 縁】取引先における商流移管に伴い商機つかみ新規顧客獲得。自動車関連デバイスは搬送機器メーカー向け営業を強化。
2022年8月10日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-1.3%の43.00億円、経常利益-2.0%の42.50億円の減収・減益の見通し。
コロナ相場前の2020年1月6日の高値2822円からの調整で、2020年3月13日の1836円、8月3日の1857円を2点底にして上昇に転じ、2021年3月19日に2830円の年初来高値をつけました。ここから下降トレンド(A)へ転換しました。この下降トレンド(A)の中で2022年1月27日の1903円、5月12日の1847円、6月20日の1893円と3点底をつけて上放れとなりました。終値ベースで8月15日の2317円まで急騰し、ここから順上げの4段上げと8月31日の2365円でピークとなり、9月2日に2281円で「売転換」となって、10月13日に2069円まで下げて反発し、もみあいとなって10月26日に2189円で短期の「買転換」が出現しています。
買いポイント
①2100~2160円
②2030~2070円
利食い
①の場合2300~2350円
②まで下げると2250~2300円
損切り
現時点ではありません
(5471)大同特殊鋼
四季報より 業種:鉄鋼。
【特色】特殊鋼専業で世界最大級。日産、ホンダ等自動車向け主力。高級鋼を拡大中。日本製鉄と親密
【横ばい圏】自動車減産は長引くが、半導体や産業機械向けが伸びる。値上げ進めてきた中、原料スクラップ急落で上期は利ザヤ改善。下期に価格調整のほか燃料・電力費用本格上昇あっても営業益一転横ばい。
【低炭素化】100億円のトランジション債を9月発行、製造プロセスの脱炭素化投資に充当。東北大と高機能軟磁性材料の共同研究拠点設置、電動車など需要増に対応。
2022年10月28日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-8.1%の340.00億円、経常利益-10.7%の350.00億円の減収・減益の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月17日に2810円で底打ちとなり、もみあったあと7月31日の2940円を2番底にして急角度の上昇トレンドを形成し、2021年5月11日に6330円の高値をつけ、下降トレンド(A)→(B)へと転換しました。この下降トレンドの中で2022円3月9日の3375円、4月27日の3360円と2点底をつけて、下降トレンド(B)を上にぬけて6月8日に3850円まで反発し、ここから6月20日に3355円まで下げて3点底を形成し、8月9日に4030円まで上昇しました、ここからの調整で10月3日の3495円まで下げて、もみあいとなり落ち着きどころを探しています。本日は大幅上昇となりました。押し目を待つところです。
買いポイント
①3500~3600円
②3350~3500円
利食い
①②ともに3900~4200円
損切り
終値で3340円を切るといったん損切り
(3877)中越パルプ工業
四季報より 業種:パルプ・紙。
【特色】富山県に本社置く製紙中堅、王子HD持分会社。新聞用紙、印刷・包装用紙を展開、発電が収益源
【営業益後退】新聞用紙や印刷用紙は数量減、加工原紙は脱プラ用途で微増。発電小反発。夏場から原燃料価上昇の圧迫強まり、追加値上げも埋まらない。ただ在庫払い出し効果による出足好調とパルプ輸出増で前号比営業減益幅縮小。営業外に為替差益。
【転 嫁】印刷・情報用紙を8月から15%以上値上げ。セルロースナノファイバー利用の病原菌から植物守る資材を試験販売。
2022年8月5日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-36.2%の15.00億円、経常利益-44.8%の17.00億円の減収・減益の見通し。
コロナ相場の下落で2020年3月13日に1023円の安値をつけて反発となり、6月30日に1588円の高値をつけてもみあい、8月18日の1571円を2番天井にして、10月5日の1535円を高値に短期の下降トレンド(A)に転換しました。この中で2021年1月28日に1160円まで下げて横もみのボックス相場となり、3月2日の1176円を安値に上放れとなって3月15日に1347円の高値をつけ、ここで三角保ち合い(B)となり、この中の煮詰まったところで9月17日の1279円を高値に下放れとなり、12月24日に932円の安値をつけ、ここからゆるやかな短期の下降トレンド(C)となりました。この安値圏での下降トレンド(C)の中で、2021年12月24日の932円、2022年3月8日の923円、5月19日の888円と順下げの3点底となり、ここで5月17日の888円とダブル底をつくって横もみの終値でのボックス相場となって上放れし、8月26日に1008円と年初来高値をつけて反落し、10月13日の905円を安値にもみあっています。
買いポイント
890~920円
利食い
980~1020円
損切り
888円を終値で切るといったん損切り
(4031)片倉コープアグリ
四季報より 業種:化学。
【特色】片倉工業系の肥料企業が発祥。丸紅系。全農系コープケミカルと合併、肥料最大手、化学品育成
【好 転】化粧品原料、無機素材は数量減。肥料は6月値上げ前の駆け込み需要の反動減と原燃料高騰に挟撃されるも、政府補助金と値上げで対応。賃貸収入は一部復活。営業益好転。資産売却特益なくなり減配。
【持続可能】堆肥入り複合肥料、プラスチック被覆肥料に頼らないペースト2段施肥技術を普及。中国微生物資材は試験継続。渋谷駅前ビル再開発の具体化は下期結論。
2022年8月15日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+24.7%の14.00億円、経常利益+16.0%の14.00億円の増収・増益の見通し。
コロナ相場の下落で2020年3月13日の905円の底打ちから上昇トレンド(A)を形成し、この中で2021年1月4日の1180円を結ぶ上昇トレンド(B)を形成しました。この上昇トレンド(B)の中で、2020年3月25日の1154円を高値とし、3月26日の1050円を安値とする三角保ち合いを上放れし、9月30日に1302円まで上昇して、2021年1月4日に1180円まで押し目を入れ、3月15日に1408円の高値をつけました。ここを当面のピークに調整入りとなり、12月27日に1100円まで下げて上昇トレンド(A)に差ポートされ、2022年6月2日には1580円と年初来高値をつけました、ここをピークに6月20日に1258円まで下げて6月29日に1350円まで反発し、再下落となって8月4日に1171円まで下げて8月30日に1343円まで反発し、2番天井をつくって10月13日に1121円まで下げました。ここを当面の安値にして10月24日に1205円で「買転換」となっています。1100円と1121円の2点底をつけて反発している形です。
買いポイント
①1150~1180円
②1120~1150円
利食い
①②ともに1300~1350円
損切り
1100円を終値で切るといったん損切り
よろしいですか?