《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》投資家は自分の姿を外側から客観的に観察することが必要です
おはようございます、松下です。
昨日、メルマガを通じての、
読者さんと私の意見交換や交流用に、
新しい試みとして掲示板を新設しました。
早速、昨日のうちにコメント第一号として、
「たるさん」という方から書き込みがありました。
この掲示板は、私(松下誠)⇔読者だけではなく、
読者⇔読者用の掲示板でもありますので、
どうぞ自由に書き込んでください。
たるさんへのアドバイスで、
「投資家は自分を外側から客観的に
観察することが大切だ」と書きました。
投資は、お金を扱う行為ですので、
大きく感情が動かされ、それゆえ必然的に
主観的になってしまいます。
どんなに冷静でいようとしても、
感情が動けば、大衆と同じように値動きの
巨大な渦に巻き込まれてしまいます。
そうなれば成功の確率は低くなります。
書籍「マーケットの魔術師」に登場する
あるトレーダーも、
「動揺している自分を、
外側から見るようにする。
そうするとその動揺の理由が分かり、
動揺を抑えることができる。」
という意味のことを言っていました。
この記述を読んで以来、
私も自分のことを外側から客観的に
観察する努力を行ってきました。
実はこれは心理学の世界では有名な、
「メタ認知」と呼ばれる能力や行動です。
そのことを私が知ったのは、
今から僅か数年前のことです。
自分自身を客観的に観察するために
有効な道具が、自分の行動や思考を紙に書くことであり、
従来私が提唱してきた投資日記や売買履歴などが
これに当たります。
そして、昨日掲示板にたるさんが投稿した内容も、
たるさんにとってのメタ認知となります。
自分の姿を外側から客観的に
観察していると、徐々に市場や値動きを
外側から観察できるようになり、
市場の心理や値動きが理解できるようになります。
そして徐々にチャンスを見極められるようになります。
投資家は、自分の姿を客観的に外側から
観察することが必要なのです。
その時の大切な要素は、
1.意識・思考・感情、2.言葉、3.行動です。
私たちが持っている、使える道具は、
この3つだけだからです。
投資家が成長し、力をつけていくには、
明確な順序や道具、作業があります。
メタ認知につながる投資日記や売買履歴、
各種の記録も間違いなく投資の利益に
つながっています。
あなたの毎日には、無駄な作業や時間はありません。
ぜひ投資日記をつけて、売買履歴をつけて、
時には掲示板に書き込んで。、自分を
外側から客観的に見てください。
毎日メルマガにリンクしますので、
気が向いた時、気になった時、
何かを聞いて欲しい時に書き込んでください。
よろしいですか?