《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》願望と現実のギャップに打ちのめされる投資家たち
おはようございます、松下です。
市場で投資を行う投資家には、
それぞれの願望があります。
「資金を1億円に増やしたい」
「年利50%を毎年上げたい」
「毎月10%以上の利益を上げたい」
様々な願望を持っています。
多くの場合この願望は、ほとんど何の
根拠もない、空洞の願望です。
この願望を持ちながら日々売買を行うと、
願望と現実のギャップが徐々に浮き彫りになります。
その願望が大きければ大きいほど、
このギャップも大きくなり、
投資家はこのギャップに嫌気が差し、
やる気を失い投資への熱が冷めていきます。
こうなれば願望を達成するどころか、
資金を増やすという最低限の目標さえ、
ままなりません。
人生の他のシーンと同様に、
投資においてもやる気やモチベーションの継続は、
目標達成や願いを成し遂げるために
何よりも大切なものです。
しかしあまりにも願望と現実にギャップがあり過ぎると、
モチベーションを維持するのは端から無理な話です。
ここで気をつけなければならないのは、
投資家が持った願望は、かなり現実離れした、
自分勝手に抱いた願望だということです。
自分で勝手に無理な願望を持って、
端から無理な挑戦をして、
現実に気づいた時にはやる気も資金も失う。
こんな不条理がいつも投資家の間で起こっています。
投資の成功をつかむために、
あなたの願いを叶えるために、
まずは現実の投資を知った上で、
目標や願いを決める必要があります。
投資の成功に向かうスタートで、
正しくゴールを見据えるということです。
その意味で、最初の目標や願いは、
「資金を減らさない力」を身に着けること。
これがスタートになります。
これができるようになれば、
計画的にリスクを拡大し、
利益を大きくすることにチャレンジします。
いつか1年で100万円の利益を上げることに成功すれば、
何とかその100倍のリスクを許容することで、
1億円の利益に向かってチャンレンジを続けます。
私は、「投資とは計画的に利益を上げるものだ」
という信念を持っています。
これは、「いつも計画通りに利益を上げることができる」
という意味ではありません。
「自分の資金を自分でコントロールすることで、
利益に向かい計画的にチャレンジする」という意味です。
投資に際し、目標や願望を持つ事は非常に大切な
ことであり、成功の1つの条件とも言えます。
しかしその目標や願望が、あまりにも投資の本質や
実態から離れたものであれば、あなたはいずれ
そのギャップに打ちのめされ、投資を諦めることになるでしょう。
そしてそれはある意味で、無理な願望を持った、
あなたの責任でもあるのです。
まずは投資の本質や実態を学び、
その上で、これからチャレンジする
あなたの目標や願望を決めましょう。
それが成功のスタートになります。
よろしいですか?