MT5でヒストリカルデータを取り込む方法(Tickstory Lite版)
MT5の扱いに慣れてない方向けの記事です。
Tickstroy Lite で取得したヒストリカルデータをMT5 に取り込む手順を紹介します。
※Tickstory Lite を使うと良質と言われる dukascopy のヒストリカルデータを簡単に取得することができます。EAの長期バックテストを行うのに適しています。
※MT4版の記事はコチラ → MT4でヒストリカルデータを取り込む方法(Tickstory Lite版)
やることは大まかに以下の4点です。
- Tickstory Lite でヒストリカルデータを取得する
- 取得したヒストリカルデータをMT5で取り込めるCSVファイルの形で出力
- MT5でカスタム銘柄を作成する
- カスタム銘柄にCSVファイルを取り込む
1. Tickstory Lite でヒストリカルデータを取得する
Tickstoryの公式サイト(https://tickstory.com/)にアクセスし、Tickstory Lite(Free)をダウンロード&インストールします。
インストールしたら Tickstory Lite を起動します。ヒストリカルデータを取得する通貨ペア(ここではUSDJPY)を右クリックし「ダウンロード」を選択します。
ダウンロード期間を指定し「OK」を選択します。
ダウンロードタスクが開始されますので完了するまで待ちます。
※ダウンロード期間が長い場合、それなりに時間かかります。私の環境ではすべての期間のダウンロードに数時間かかりました。
2. 取得したヒストリカルデータをMT5で取り込めるCSVファイルの形で出力
USDJPYを右クリックし、「MT5へエクスポート」→「バー…」を選択する。
出力内容を設定します。
- 開始日、終了日:データの出力範囲を指定します
- 時間フレーム:1分
- 時間帯調整:業者のMT5サーバー時間基準に合わせます。(よくある「米国冬時間GMT+2、米国夏時間GMT+3」の業者であれば「(EST +07:00) ニューヨークの取引時間」を選べばOK)
- データ出力:Metatrader 5 バー フォーマット(なお、カスタムを選びデータ形式に「{BarBeginTime:yyyy.MM.dd},{BarBeginTime:HH:mm:ss},{Open},{High},{Low},{Close},{Volume}」と指定すればMT4バーフォーマット形式の出力になります)
- 出力ファイル名:CSVファイルの出力先ファイルパスを指定します。
エクスポートタスクが開始されますので、完了するまで待ちます。
※期間が長い場合はそれなりに時間かかります。10年分で1時間くらい。
3. MT5でカスタム銘柄を作成する
メニューから「銘柄」を選びます。
「カスタム銘柄を作成する」を選びます。
「コピー元」でUSDJPYを選びます。業者のUSDJPY通貨ペアの設定がコピーされます。
銘柄名とグループパスを編集します。
銘柄:ここでは「USDJPY.testsymbol」という名称にしました。
グループパス:ここでは「TestSymbol\USDJPY.testsymbol」というパスにしました。
編集したら「YES」を選択します。
カスタム銘柄が作成されます。
Custom配下に「TestSymbol」というディレクトリができ、その中に「USDJPY.testsymbol」という銘柄ができました。これを選んで「銘柄を表示する」を選択するとMT5に表示されるようになります。
4. カスタム銘柄にCSVファイルを取り込む
銘柄ダイアログで「チャートバー」タブを選択→銘柄欄にさきほど作成したカスタム銘柄を指定→「バーをインポートする」を選択します。
取り込むファイルを指定するダイアログが表示されるので、先ほど出力したCSVファイルを指定して「YES」を選びます。
インポートが開始されますので完了まで待ちます。
手順は以上で完了です。
MT5で思う存分バックテストしましょう!!??
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