3月16日(木)の26632円で当面の底打ち(彼岸底)の可能性
株式
今週の予測では、金融機関の経営破綻や業績悪化に対して、政府や金融当局の対応が素早く、目先の金融不安は大きく後退しています。
チャート的には、先週の16日(木)に26632円まで下げてきたことで、ここから26000円水準が底になり、その場合は、彼岸底となって上昇に転じることを想定していました。
結局、その後の地銀の経営破綻やクレディ・スイス銀行の金融不安に対して、不安感が高まりましたが、日本市場の休日の21日(火)には、米国でイエレン財務長官が「金融危機が強まれば預金の全額を補償する」という方針を表明したことや、クレディ・スイスをスイス最大手USBが買収すると発表したこともあり、欧米株式は全面高となり、これを受けて本日の日経平均も全面高となりました。
本日の上昇は、下げすぎからの反動であり、これで金融システム不安が和らいだものの、払拭されたわけではありません。
これまで長く続いた利上げの副作用が出始めたとみることができ、今後、戻りを試しならがらも景気や企業業績への影響が何かきっかけがあれば生じることになります。買いは、下げを十分待って対応し、中途半端なところでの投資はすべきではありません。本日は、目先の高値27500円台をつけて終値は△520円の27466円でした。
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