目先は、昨日、年初来高値を更新し、一服場面へ
株式
今週の予測では、米国経済次第であり、決算が注目となるとしましたが、結果的には週前半は円安進行を受けて、輸出関連株中心に買われて指数を押し上げ、18日(火)は、3月9日の28623円(終値)の年初来高値を更新し、△144円の28658円となりました。
3月16日に26632円の彼岸底をつけたあと、当面の日本株は4月から5月にかけて上昇しやすい経験則(アノマリー)があり、特に今年は5月に広島サミットが予定されていることで調整後に切り返すとしました。
先週は、28500円水準で上値が重くなり、ここではいったん下値固めの可能性も想定しました。
ところが4月17日(月)に前週末の米国市場で3月小売売上高が予想を下回り、景気悪化懸念からFRBによる長期の金融引締めが必要との発言もあり、132.15円から133.86円まで1円以上のドル高・円安となりました。これを受けて日経平均は上値を試そうとしましたが、この日は上値が重かったものの、18日(火)は、さらにドルが134.57円まで買われたことで、円安効果と先物買いで、上げ幅を拡大し、△183円の28698円まで上昇し、終値は△144円の28658円と年初来高値を更新しました。
本日19日(水)は、テクニカル指標が過熱感(例えば騰落レシオ120%と2週間ぶりの過熱へ)があることで、又、いったん年初来高値更新で目先の目標達成感もあり、利益確定売りが優勢。28000円を軸にしたレンジは切りあがってきているが、現状では日米の企業決算がスタートしており、来週の日銀金融政策決定会合、再来週のFOMCを控え様子見となるところです。
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