当面は、バブル後の高値33772円を突破できるかどうかに注目
株式
今週の予測では、基本的に堅調さが続き、S&Pは強気相場に入っており、NYダウの上昇がはっきりすれば、日経平均はとりあえず34000円を目指す動きが想定されるとしました。
しかし、短期的には外国人買いのペースダウンや利益確定売りの増加も考えられるため注意が必要です。
前にもいいましたが、月足チャートでみると1月から6月までの上昇で月足での陽線が連続しており、その場合は、6月にピークをつける確率が高まるとしました。
今のところ6月19日の33772円がバブル後の高値となっており、ここをピークに目先下げれば、ここが戻り高値となって下値を試す流れに入る可能性があるといえます。
19日(月)は、円安・ドル高で買い先行となり、△62円の33768円で寄り付いて、33772円の高値をつけ、前引けは△18円の33724円でした。しかし後場になると円安一服で先物主導で下落に転じ、一時▲474円の33231円まで下げ、終値は▲335円の33370円と大幅反落しました。20日(火)は、前日の米国市場が休場の中、欧州株式の下落を受けて、日経平均は先物主導で一時▲281円の33089円まで下げ、前引けは▲208円の33161円でした。しかし為替が1ドル=142円台前半の円安となったことで、後場の引けにかけて持ち直し△18円の33388円と小反発しました。21日(水)は、前日の米国市場で主要3指標そろって続落し、日経平均は前場の早い段階で▲234円の33154円まで下落しましたが、売り一巡後は切り返して、先物買いを交えて上げに転じ、前引けは△144円の33533円まで上昇しました。後場も堅調さが続き、△186円の33575円で引けました。
当面は、上下動を繰り返し上値で19日の高値33772円を突破できなければ、下値を確認する動きとなっていきます。
外国人投資家は、現物と先物で6月第2週(12~16日)まで11週連続で買い越しています。脱デフレや企業の意識改革を背景に日本株に対する注目度は増しています。
ただし、強い流れに従うのは基本ですが、金余りで4700円強と急騰しており、スピードの出し過ぎには注意が必要となってきます。
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