2018年7月12日20時21分:円安第2ステージの始まり[志摩力男氏メルマガより]
ドル円は今週、125円から引いたトレンドラインを上抜けしました。米中貿易戦争の最中のこと、リスクオフの円高になるかと思いきやドルが買われている状況を、伝説のトレーダー志摩力男さんは次のように見ています。
私は、これは大きな円安相場のスタートと感じます。相場は変わりました。リスクオフの円高が完全に終わったとはいいません。また、円は割安か割高かと言えば、円はかなり割安です。このかなり「割安」な円が更に安くなるのが、これからの相場です。
当面は114-115円前後がポイントでしょうか。昨年、そのレベルで何度も頭を打っているので警戒ではあります。米国が円安を容認しないとの観測もあります。
これまで、どんなに日銀が金融緩和をしてもなかなか円安になりませんでした。それは、日本の機関投資家、個人投資家に強い「ホームバイアス」があるからだと言われてました。日本には1900兆円近い家計の金融資産があります。企業も250兆円以上の現預金を抱えています(よくこの部分に課税すべきだという意見がありました)。この金融試算が5%でも動けば非常に大きな動きになります。相場が変わります。今、この部分、特に企業サイドの行動が変わってきたことが円安の原因です。
『志摩力男の実戦リアルトレード』(志摩力男) より引用。
円安相場、ドル高相場の幕開けとなるでしょうか。大きなトレンドに乗りたいですね!(編集部)
ドル円、週足。
伝説のトレーダーが生きたマーケット情報をリアルタイム配信
「志摩力男の実戦リアルトレード」メルマガ入手方法はこちら!
×
よろしいですか?