2018年7月23日14時20分:トランプ砲+日銀政策変更期待で円高へ[志摩力男氏メルマガより]
先週金曜、上昇基調になっていたドル円がトランプ米大統領の発言で水を差され、111.50円の重要サポートを割り込み急落。そんなドル円の今週の見通しは? GogoJungleが提供している投資メルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」から本日配信されたメルマガをご覧ください。
短期的には111.50円前後にあった125円からのトレンドラインを上方突破し、大きな三角持ち合いを上抜けしたとみられてましたが、失速したことになります。今年最高値113.50円をはじめ、2017年に113円台後半から115円にかけて何度も頭を打ちました。115円以上は米国は許容しない、いわば政治的なバリアと見ている人もいます。今回高値113.17円から本日安値110.75円と2円42銭、比較的大きく落ちてますので、短期的には頭打ちと言えるかもしれません。
目先は今年安値104.63円からのサポートラインが守られるかどうか、現状110.75円前後です。次は、上昇する前に何度かサポートとなった110.25-40円辺り、そして110円の心理的サポート、38.2%(104.63-113.17円)の109.91円前後でしょうか。
ポイントは今後のトランプ大統領発言、今月末の日銀会合ですが、日銀会合はこうなった以上マーケットの「飯のタネ」になってしまうので、日銀会合までは円高圧力がかかる傾向は残るかもしれません。しかし、日銀後の会見で黒田総裁はうまく市場を説明するか、もしくは「微調整」先送りかもしれません。
基本的に、この110円台後半で十分と思ってますが、トランプ氏がしつこかったりすると、もう少し下値はあるかもしれません。
『志摩力男の実戦リアルトレード』(志摩力男) より引用。
本日のドル円、東京時間は小幅な値動きで方向感のない展開に。(編集部)
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