EA(Super Recovery)のリスク管理について&インジケーターRecoveryのエントリーとSL&TP&トレイリングストップ操作方法
本日のテーマは2つあります。
一つ目はSuper Recoveryという名前のEAのご利用者様が増えてきたので、色々質問を頂いており大まかな内容を皆様と共有したいと考えて動画を収録しました。
動画をご視聴の方はこちらをどうぞ。
前半15分間ほどはSuper Recoveryのパラメーター設定のリスク管理について話しました。
後半15分間はインジケーターRecoveryの手法解説と直近相場付きについて解説しました。
EAに関することで最近頂いた質問の内容についてですがまずは、EA購入前の方からです。
「10年間のバックテストを見たい」
というものです。
下図は10年間のSuper Recoveryによるバックテスト結果です。
上図のように前半から中盤まではかろうじて破綻せずに持ちこたえているような結果となっております。
ボラティリティが低い時の相場ではピラミィッティングが利益を伸ばしにくいというデメリットが顕著に現れています。
後半で利益を伸ばしていますが、10年間で600%のパフォーマンスで終わりました。
上図は2013年10月11日~2023年10月12日までの期間で初期証拠金100万円スタートでレバレッジは25倍でRisk1.0%でバックテストしました。
以前にも2022年からのテックボリュームとピラミッティングについて記事を書きましたが、ボラの無い時には逆張りに利があります。
相場が思惑と反対方向に行ったときに含み損が増えていく中でポジションを加算していくグリッドと呼ばれるロジックです。
https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/59551
過去記事でもお話ししましたように、Super Recoveryの最大の特徴はピラミッティングにあります。
これはバイアスのかかったトレンドだけにしか通用しない手法です。
グリッドなどの逆張りナンピンやマーチンゲールが損切が深いことが特徴であるのに対して、Super Recoveryは117Pipsと深すぎず浅すぎずの中間くらいだと思います。
そして最も特徴的なピラミッティングは最大で12ポジション取得します。
相場が思惑と反対方向に行った場合のロジックはナンピンとマーチンゲールが搭載されていますが、条件が揃わない場合が多く、ポジション数が少ないままSLにかかることが多く見受けられます。
逆に思惑通りに相場が動いて含み益がある場合はポジションが12まで保有することが多く在ります。
こうした結果によって損小利大が成立しています。
一方2021年10月11日~2023年10月12日までの期間で初期証拠金100万円スタートでレバレッジは25倍でRisk0.9%でバックテストしました。
つまり先ほどの10年間のテストと全く違う短期的な爆益を狙ったパラメーター設定です。
結果は2年間で2500万円を超えています。
10年間で6倍。(今後ローリスク希望者へ配布する予定のセットファイル)
2年間で25倍。(販売中のSuper Recoveryデフォルト設定)
方や10年間で600万円の利益のパラメーター設定。(長期間口座が破綻しないことを目的に算出されたパラメーター設定)
方や2年間で2500万円の利益を生み出すパラメーター設定。(現在のSuper Recoveryデフォルトのパラメーター設定)
あなたはどちらの設定で運用してみたいですか?
口座が10年間破綻しないことを目的にして算出された最適化テスト結果を使用した直近2年間ではこのような結果でした。
下図は冒頭の長期用のパラメーター設定で直近2年間をテストしたものです。
2021年10月11日〜2023年10月12日までの2年間で資金100万円のレバレッジ25倍でRisk1%です。
結果は3.8倍の100万円が380万円まで増えています。
2年間で380%なので悪くはないと思いますが、皆さんはどう思いますか?
今後長期運用に向いたパラメーター設定を『ローリスク設定』と呼ぶことにします。
Super Recovery購入者で欲しい方は個別メールください。
『ローリスクセットファイル希望』と書いて。
しかし私が思うに10年間のバックテストで口座が破綻しないことが近未来に通用するのか?
直近の円安は流動性が非常に高くなっており2022年ごろから急激にティックボリュームが増大している。
明らかに2021年以前と2022年は違う相場付きとなっていることを鑑みると近未来に利益を出すパラメーターは直近2年間の方が合っているのでは?
そうした疑問が沸々と湧いてきます。
リスクが低いけれども、その分利益が小さくなるから2年間で3倍程度で止まっているのではないか?
どうせならリスクが高くても、直近2年間しか通用しないパラメーターであっても25倍になるパラメーターでハイリスクに方が良いのではないか?
私はそう考えて皆様にSuper Recoveryをご提案することにしました。
ローリスクセットファイルは勝率も低くなっています。
リスクを抑えるということは損切りを深くしたり、利確を浅くしたりするパラメーターになりやすいのです。
ローリスクのSLは160Pips:ハイリスクのSLは117Pips
ローリスクのTPは157Pips:ハイリスクのTPは170Pips
一見すると大きな利益を出すハイリスクの方が損切りも小さいので矛盾していますが、その他の設定でトレイリングストップやMA決済などに大きな違いがあります。
また最大ポジションもローリスクでは8ポジション:ハイリスクでは12ポジションと確かにリスクがローリスクの方が低くなっています。
多くのナンピン方や、単ポジ方であっても浅く利確するタイプのものは大化けしません。
大きく損切り、大きく稼ぐタイプの方が乱高下しながら右肩上がりになりやすい傾向にあります。
それから動画では銘柄の末尾にある特殊な接続語について解説しています。
ある会社では「USBJPY#」とペア通貨の末尾に「#」などの特殊な接続語が付属する場合はパラメーター設定で#を入力する必要があります。
特殊な接続語を入力しなければEAが取引を開始しません。
下図をご覧ください。
上図のように、各ブローカーによっていは末尾に何も記入されていない場合も多くありますが、たまに特殊文字が銘柄の末尾に付属されていることもあります。
私が使用しているブローカーは「#」が付属しているのでEAのパラメーターの適切な欄に「#」を入力します。
Super Recoveryのユーザー様は、ご自身のブローカーの銘柄を確認いただき、末尾に何もなければデフォルトのままで大丈夫です。
基本的に国内ではOANDA証券と外為ファイネストはバックテストで良好でしたが、AVAとPhillipはあまり良い成績は出ませんでした。
EAについての最後の解説は時間軸についてです。
3時間足でトレンドを定義して6分足でエントリーをするSuper Recoveryですが、実際のチャートで3時間足と6分足を表示させる必要はありません。
ドル円のチャートなら日足でも1分足でも時間軸に関係無くEAは正常に動きます。
下図をご覧ください。
上図のようにトレンドの定義である時間軸も、エントリーの根拠となる時間軸もパラメーターで設定します。
なのでドル円チャートならどの時間軸でも1つだけEAをインストールするだけで、自動的にドル円3時間足と6分足でエントリー&イグジットを繰り返す仕様になっています。
ご注意頂きたいのは3時間足と6分足にEAを2つインストールすると2倍のロットを取得する可能性もありますので、どのドル円時間軸でも良いので、一つの口座で1つのドル円チャートだけにEAをインストールして下さい。
動画後半では裁量トレードのお話をさせて頂きました。
インジケーターRecoveryを使用している方や、今後購入を検討している方向けの手法解説動画になっております。
直近の出来事では何と言っても日本国による為替介入です。
日本国政府の財務省は為替介入についてノーコメントとしておりますが、コメントしないこと自体介入したことを仄めかしているのでは?と勘繰ってしまいます。
キリ番の150円を十数ピップス上抜けた途端に、300Pipsも下落するなんてどう考えても普通ではありませんよね?
そして裁量トレーダーにとっての判断基準が大きく不透明になったという動画内で話をしました。
こうした大きなレンジ相場の中ではEAも休みますが、裁量トレードも損切り貧乏になりやすいのでご注意頂きたい。
相場に焦りは禁物です。
詳しくは動画をご視聴ください。
長くなりましたので今日はこの辺りで終わります。
では良い週末を!
よろしいですか?