米国債償還と利払いについて
例年のことですが季節要因の1つとして、2月15日と8月15日に米国債償還・利払いがあります。
米国債償還・利払いと為替の関係についてまとめたいと思います。
◎米国債の種類
・T-Bills(短期・割引国債) → 償還期間が数日~1年以内
・T-Notes(中期・利付国債) → 償還期間が2・3・5・7年物
・T-Bonds(長期・利付国債) → 償還期限が10年以上
◎割引国債と利付国債の違い
米国の場合は短期(1年以内)の国債は割引国債。中・長期(2年以上)の国債は利付国債となっている模様です。
割引国債とは → 利息分を額面金額より割引された金額で購入して、償還日には額面金額を受け取れる国債。
利付国債とは → 額面金額で購入して、年2回の利払い日に利子を受け取り、償還日には額面金額を受け取れる国債。
(利払い日:02月15日・08月15日)
◎為替との関係(米国債とドル円の場合)
米国債の償還金や利払い金を金融機関・会社・投資家が受け取る(米ドル)
→利益を日本に持ち帰る
→米ドルで持って帰っても使えない
→米ドルを円に換える
→ドル売り・円買いが起きる
米国債で考えてみましたが、基本的には外国国債との関係は同じではないかと思います。
金額等は年によって違うので、その都度確認したほうがいいと思います。
実需としての動きなので要注意です。
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