同じロボット=EAでも様々なブローカーによる総損益のギャップについての素朴な疑問
今日は表題の件について書いてみたいと思います。
というのも私が使用しているブローカーでのリアル口座とバックテスト結果は整合性が100%取れていますが、他社のブローカーでのテスト結果がこうも違うのか!?
という疑問がありましたので記事にしました。
下図は2022年1月1日~2024年1月18日(本日)「までのMT5によるリアルティックに基づいたバックテスト結果です。
上図は某ブローカーでのバックテスト結果ですが、右端の赤い丸の部分にご注目ください。
最後の取引が昨日の2024年1月17日ですが、上図のグラフでは上向きに上がって終了しています。
この赤丸の個所の取引履歴がこちらです。
上図の大きな赤枠が売買履歴ですが、中の小さな赤枠はエントリーした価格の履歴です。
2024年1月16日の最初のエントリーが小さな赤枠の一番上で147.220円で最初のポジションを取得しています。
時系列でみると次のポジションから価格が上がっていますのでピラミッティングでポジションを7つ積んでいるのがわかります。
私のリアル口座も同じなのでブローカーと口座タイプが同じならかなりの確率で近い総損益結果だったのではないかと想定できます。
大きな赤枠内の右列下に end of test という文字が無いので、正常に決済されたという意味になります。
バックテストの終了時に本来ならまだポジションを保有しているのに強制的にテストの終了で決済された場合はend of testと表示されます。
ということで今年の1月16日から取得し始めたポジションが17日の決済によって全てプラスの収支であったことがわかります。
もちろん私のリアル口座の結果もエントリーした価格やポジション数、そして取得したPipsは同じ結果になっています。
チャート上のバックテスト取引履歴を見るとこうなっています。
まずは4時間足。
少し見えにくいので拡大してみます。
上図のようにドル円4時間足でロングサインが出てから順番に16日から17日にかけてピラミッティングでポジションが単数で積みあがっています。
完全に無裁量の自動売買取引結果です。
Super Recoveryでは上位足4時間足でロングサインを受けて、下位足6分足のロングサインでエントリーを実行します。
同日のドル円6分足ではこうしたエントリーとイグジット履歴になっています。
上記の画像はSuper Recoveryの自動売買取引結果でドル円の6分足を表示しています。
上位足のドル円4時間でロングトレンドの判定後にエントリー用の下位足が6分足で実行された履歴となっています。
青い上向き矢印がロングエントリーをした印です。
7か所にわたり時系列的に見ても含み益を出しながらピラミッティングしている様子がわかります。
ピンクのMAは期間50ですが、最新バージョンではドル円6分足のMA50にタッチしてローソク足が確定した場合は一定の含み益がある場合は決済するという指示を出しています。
一定の含み益とはパラメーターで指定したPipsで69Pips以上の利益がある場合はMA決済するとなっています。
なので右端の下向き赤矢印で決済されています。
最初のポジションから100Pipsほどの利益確定となりました。
さてここで話は少しそれますが、私がこのEAを作った理由がここにあります。
裁量トレードしていてなかなかベストタイミングでポジションを足すことが出来ないという長年の悩みがありました。
つまりこのEAのように上昇相場の真っただ中でポジションを増やし続けることがメンタル的にも時間的にも困難であったということです。
チャートを見ている時間に少しでも利益が乗ると利食いしてしまうという悩みです。
寝ている間に相場が反転して寝る前に出ていた含み益が朝起きると含み損に変わったり、損切にかかったりという体験が多すぎて、裁量トレードではピラミッティングでポジションを足せないかったのです。
そこでEAなら容易にできるのではないか?
と考えたことをきっかけに最初のピラミッティングEAであるGuppyEAを作りました。
私が最初に作ったピラミッティングEAは2022年の5月に誕生したGuppyEAで思いもよらない高利益率と高勝率のEAが偶然にも誕生したのです。
そこから更なる大きな総損益の出せるSuperRecoveryを作りました。
GuppyEAは現在は販売はしていませんがIB口座で無料配布しています。
GogojungleではEAの無料配布やIB口座は禁止ですのでこちらではSuperRecoveryという進化版で有料販売しています。
脱線ついでにGuppyEAの今日までの2年間の成績もお見せしておきます。
そして取引履歴がこちらです。
1月16日に2つのポジションを取得しています。
最初の取得が146.416なのでSuperRecoveryよりも有利な位置でポジションを取ったようです。
こちらはあまり多くのポジションを取ることがなく1~2つが平均的なポジション数です。
GuppyEAが完成した時にドル円の4時間足でのトレンド判定が当時はショートもロングも100%でしたので、トレンド判定をGuppyEAに任せて、実際のエントリーには下位足を使いナンピンとマーチンゲールでさらに利益を伸ばせるのではないかという発想で誕生したのがSuperRecoveryでしたが、実際のところはSuper Recoveryでは勝率が下がり、ポジション数に比例した大きな利益確定と損切が起きますので起伏の激しいスタイルのEAとなりました。
同じ2年間でGuppyEAでは10万円が1億7千万円ですが、SuperRecoveryは同じ条件でも7億円を超えています。
こうした総損益の違いは大きいのですが、損益の上げ下げという意味では安定型のGuppyEAには勝てません。
GuppyEAをGogojungleで販売できない理由は、私が使用しているブローカーの口座タイプでないと先にご紹介したような高勝率の総損益結果が出ないことがわかりましたので、Gogojungleで販売すると皆さんが様々なブローカーを使用しているため全く違う結果になることが懸念されGogojungleでのGuppyEAの販売は断念することにしました。
ここで表題の問題と関係してきます。
つまりいくら優秀なバックテスト結果を出すEAであってもブローカーが違えばフォワード結果が大きく違ってくるということです。
そこにはスプレッドも関係していますし、DD方式かNDD方式かECN方式かでもかなり大きな違いが出てきます。
悪い噂では日本国内のブローカーは全てのみ行為をしているDD方式であると言われています。
ストップ狩りと言われますが、他社では見受けられないほどの異常に長い上ひげや下ひげでストップが狩られてしまうという噂もあります。
真偽のほどは定かではありませんのでそこも鵜吞みにしないように要注意ですけどね。
特に指標時のスプレッド拡大や早朝の拡大も影響が大きいでしょう。
そして本日の記事を書くきっかけとなったGugujungleでフォワード計測している外為ファイネストの取引履歴が驚愕です。
そう悪い意味で。
まずはSuper Recovery Discountから。
なぜか1月17日の昨日1つのロングポジションだけ決済されており、残りは保有したままになっています。
ロジック上は同一方向のポジションの場合はいずれかの複数ポジションの一つが決済される場合は全部決済するというプログラムになっていますので、一つだけが決済されているのは不思議です。
私の使用している某ブローカーではMA50を下抜ける陰線が確定したタイミングに全てのポジションが決済されていますが、Gogojungleではまだ保有しています。
明日また見てみますが、データーの送受信に遅延が発生して2時間ほどでGogojungleでも取引履歴が見れると聞いていますが、既に翌日になってもポジションが保有されているのは魔訶不思議です。
またもう一つのおなじEAでインジケーターを購入されていない方の結果は私の口座に近い6ポジションで0.06ロットで6240円利確していますので、100Pips以上の利確に成功しています。
こうしてみると同じロジックを搭載した同じEAですが、ブローカーや口座ごとにかなりの総損益に違いが出ています。
一つはあるブローカーで100Pipsの利確に成功しており、もう一つは別ブローカーで1日以上経過しても決済されていない状況です。
このようにおなじEAでも同じブローカーでさえも全く違った結果になっていますので、EAといえどもそれぞれの損益結果になったのではないでしょうか?
今日の記事は以上ですが、新バージョンのSuperRecovery1_9でパネル表示がされなくなっているという不具合報告が2件ありましたので、再度バージョンを上げますので購入者の方はGugojugleからのバージョンアップに関する通知を待ってください。
よろしいですか?