2/13-EAに重要なリカバリーファクターについて
EA開発者の令和のだぶるいーです。
MT5のバックテストでは表示されるようですが、
MT4のバックテストでは表示されない、
重要な指標である「リカバリーファクター」について
今日は記事にしていきたいと思います。
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【リカバリーファクターについて】
「リスク・リターン比」とも言われ、
単純に言えば、
純益を最大ドローダウンで割った数値になります。
純益が100万円で最大ドローダウンが5万円なら
リカバリーファクターは20です。
単位は「倍」で、この場合は20倍となります。
このリカバリーファクターの数値は、
大きければ優秀なEAです。
また、このリカバリーファクターは、
バックテスト期間がどのくらいかが重要です。
最大ドローダウンが更新されず、
右肩上がりのEAならば、
期間が長ければ長いほど純益は増えますので
リカバリーファクターは高くなります。
だからと言って、
10年未満とか短い期間のバックテストで
高いリカバリーファクターを叩き出したとしても
長期で通用するとは限りません。
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【優秀なEAの基準は?】
では、
リカバリーファクターがどのくらいの期間で、
いくつなら優秀なEAとされるか?ですが
「10年でリカバリーファクター10以上」が目安となっています。
これは、
10年間で、最大ドローダウンの10倍の純益が得られる、という事です。
という事は、単純計算で、1年で1倍なので、
最大ドローダウンが発生した場合、
1年分の純益でリカバリーする、
という風に読み取っていきます。
「……あれ?けっこう長いよなあ?」
と思った方もおられるかと思います。
けれども、それが現実です。
優秀なEAでも、そのくらいはかかる、という事です。
運用は、長期を見据えていきましょう!という感じです。
もちろん、ポートフォリオを組めば、
お互いのリスクを補完し合って、
リカバリーファクターは高くなります。
あるEAが最大ドローダウン級の絶不調に陥っても、
他のEAも最大ドローダウン級の絶不調になっている可能性は低いからです。
ポートフォリオはそんな感じで、お互いのリスクを補うように組む事が大切です。
それではまた!
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