不必要な失点を防ぐために ~ヒューマンエラー対策自動売買~
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■ 失点を防ぐという思考
「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」
引用:チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」より
こちらは、とあるテニスの研究で、統計分析結果の要約を表現したものです。
この要約では、プロが得点を勝ち取ることができるのは、ミスを殆どしないという土台の上に成り立っていると解釈できます。
自動売買でも同じことが言えます。
よく初心者向け商材コピーで、「勝つ」「勝てる」「勝率」などと、勝つことにフォーカスが向いているのをよく見かけます。
しかしそのアプローチは、全くナンセンスと考えられます。
負ける要素が解決されないままで、勝てる要素を得ても、長期的に負ける要素に足を引っ張られるのは目に見えています。
同じ性能のEAを用いても、運用者が変われば、成績も変わってきます。
いかにミスによる失点を防ぐか。ヒューマンエラーを無くすか。
これも長期パフォーマンス維持における重要な要素と言えます。
■ ヒューマンエラー的要素
- EA設置ミス
- ロットミス
- マジックナンバー重複による誤作動等
- 不適切なスプレッド設定
- その他パラメータミス
- 状態変化見落とし
- 異常トレード見落とし
- 約定しないことによる機会ロス
例えば、上記のようなものです。
これらは、完全に防げなくても、発生率を緩和することは可能です。
■ 防止対策
当方のEAでは、2024年、これらの防止に取り組んでいます。
とあるユーザー様が、マジックナンバーを重複してセットしてしまい、当方のEAで損失を起こしてしまいました。
その時の痛恨の思いから、バックテストやフォワードグラフでは見えてこない、ヒューマンエラーによる失点を極力無くしたい、との考えが強くなりました。
以下は、その対策を行ったEAのセット画面です。
できるだけ状態を可視化しています。
1.EA設置ミス:
任意のチャートにドラッグ&ドロップで、適切な通貨ペア・時間軸に自動セット。
2.ロットミス:
画面左では文字が重なり見にくいため、右上にやや大きめ・色付きでコメント表記。複利時のロット・リスクも表示。
3.マジックナンバー重複による誤作動等:
マジックナンバー重複セットするとアラート発動。
4.不適切なスプレッド設定:
内部で自動計測・算出するオートスプレッドを選択可。
5.その他パラメータミス:
パラメータは日本語表記で最小限にし、設定をチャート右上に表記。
6.状態変化見落とし:
状態は、顔マークではシルエットが同じで変化に気づきにくいため、チャート上に色付きで日本語表記し、通信エラー等の状態変化時には画面が暗転。
7.異常トレード見落とし:
チャート上で簡易に成績がわかるよう、チャートにトレード線とPips表示、右側コメント欄にはProfitPipsとPFを表記。マイナスで赤字表記。
8.約定力:
通信速度確保が良策といえますが、EA側でできる対応として、内部で約定力を上げる(自社比)ようなコーディングを行っています。
こちらだけでは、まだ完全に対策されたわけではありません。
EAでは対策しきれない部分も数多く考えられます。
今後も、ヒューマンエラー対策を行ったEAづくりで、事故防止に努めてまいります。
■ 対策EA紹介【広告】
以上の対策を行っている出品EAリンクをご紹介します。
詳細は、EA名をクリックすると表示される商品ページをご参照下さいませ。
当対策、まずはこちらの4品番からスタートです。
今後も、ユーザー様のご意見も取り入れながら、改善を繰り返すかと思います。
アップデートの際は、お手数おかけしますが何卒ご理解ご容赦の程、よろしくお願い申し上げます。
よろしいですか?