FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第6回 米国経済指標の攻略法〜ソフトデータで先を読む〜[雨夜恒一郎]
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ファンダメンタルズ(分析)を体系的に学ぶことができる当企画。今回はいよいよ実践編として、ソフトデータを駆使した米国経済指標の攻略法について教えていただきます。ファンダメンタルズ分析に必要不可欠な知識ですので、要点を外さずにしっかりと押さえておきましょう。
第6回目次
1. まずは経済指標を正確に理解すること
2. ハードデータとは?
3. ソフトデータとは?
4. ミシガン大学指数
5. 地区連銀の景気指数
6. その他のソフトデータ
7. 雇用統計の先行指標
8. 米国景気動向を読み解く方法
9. 日欧のソフトデータ
10. GDPナウ
11. 第6回まとめ
※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです
雨夜恒一郎(あまや・こういちろう)プロフィール
20年以上にわたって、スイス銀行、JPモルガン、BNPパリバなど、大手外銀の外国為替業務要職を歴任。金融専門誌「ユーロマネー」における東京外国為替市場人気ディーラーランキングに上位ランクインの経歴をもつ。2006年にフリーランスの金融アナリストに転身し、独自の鋭い視点で為替相場の情報をFX会社やポータルサイトに提供中。
twitter:https://twitter.com/geh02066
まずは経済指標を正確に理解すること
今回は内容を掘り下げ、実践で役立つ米国経済指標の攻略法について述べていきたいと思います。少々小難しい理屈が出てきますが、辛抱して最後までお読みいただければ幸いです。
ファンダメンタルズ分析の基本は経済指標を読み込むことです。特に世界経済の中心である米国の経済指標は、世界の金利動向を決定づける最大の要因であり、為替市場や株式市場にも直接的・間接的に大きな影響を与えますので、しっかりとトレンドを押さえておくだけでなく、指標の持つ意味や正しい読み方を理解しておくことが重要です。
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