仮想通貨の種類を整理してみると…? 前編(第13回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第13回
ここまでの連載では主にビットコインと仮想通貨の基本についてお話してきました。
ビットコインがどういうものなのかについてはおおよそ理解いただけたと思います。
『仮想通貨トレード』で儲けるための実践的で核心的な話はまだまだこれからです。
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さて、ビットコインは全ての仮想通貨の主軸通貨と言ってもいいくらいの存在ですが、その仮想通貨の中には実にさまざまなタイプが存在しているのです。 今回は、それらをジャンル分けしてどのような仮想通貨があるのかを解説していきます。
仮想通貨と法定通貨
仮想通貨をジャンル分けする前に、仮想通貨と現実の通貨をどう分けて把握するかを知っておきましょう。
フィアット(Fiat currency)
現実世界の紙幣や硬貨であるお金全般のことで、法定通貨を指します。 フィアットと言えば、円や米ドルやユーロや中国元ということになります。
クリプト(Crypto currency)
ビットコインをはじめとする仮想通貨全般のことです。 Cryptoは「隠された」とか「秘密の」とか「暗号」という意味なので、本来は仮想通貨というよりも暗号通貨という方が正しい表現です。 しかし、日本では仮想通貨という呼び方が先行し一般化していますね。
このクリプトの中にはいろんな特徴や役割をもったものがあるのですが、中には契約情報を記述するタイプや土地の権利情報を記述するタイプ、株式のような役割を持ったものなどが存在します。
クリプトの大きな特徴が第三者を介することなく当事者同士でやりとり(P2P)が完結できることなので、支払いや送金だけに限らず幅広い分野で応用できることになります。
例えば、エクスロー取引、信託・預託、デリバティブ、株券、債券、ドメイン契約、デジタルコンテンツ、各種クーポン、保険契約、シェアリングエコノミーなどなど…!
今後10年~20年でいくつもの「仕事がなくなる=消滅する」と言われてますが、まさにここから加速していくのではないでしょうか?
カレンシーとアセット
では次に、クリプトも大きく2つのジャンルに分かれます。
カレンシータイプ
カレンシーとは"通貨"という意味になります。
主な特徴
●発行者がいない。
●コンピューターによる採掘により供給量が増える。
●供給量(発行数)は上限があり人間が変更することができない。
代表的なカレンシータイプのクリプト
●ビットコイン(Bitcoin)
●イーサリアム(Ethereum)
●リップル(Ripple)
●ビットシェアーズ(BitShares)
●ライトコイン(Litecoin)など
また、イーサリアムやリップル、ビットシェアーズは「通貨以外の役割や機能」を持った「ビットコイン2.0」、ライトコインやモナーコインは「ビットコインと同等の通貨機能」として「アルトコイン」とも分けられます。
時価総額ランキング
存在するカレンシータイプのクリプトのMarket Cap(時価総額)ランキングTOP20(2016.4.28現在)は次のようになっています。
こちらのサイト(英語)でそのすべてを確認することができます。 長くなってきましたので、もう一つの「アセットタイプ」の解説は次回に!
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