EA運用においての積み立てという考え方②
FX
EA運用においての積み立てとは「毎月口座に入金をして資金を増やしそれに合わせてロットを上げていく」ではありません。
EA運用においての積み立てとは
「入金する度に新しいEAを導入しひとつのEAにかかる資産形成の負荷を軽減していく」
ことです。
入金し口座資金が増えるごとにロットを上げていくと、そのEAが負けたときや調子が悪い時に資産が増えなかったり最悪の場合大きく減ってしまうことも考えられます。
分散投資の観点からもこれはよくない運用方法です。
まずEA運用をするにあたり、EA稼働時のロットは「開発者が推奨する準備資金に対してのロットに比例させるべき」です。
例えば準備資金100万円で0.1ロットを推奨している場合、10万円の口座資金ならば0.01ロットで運用を始めます。
それでは全然増えない!
と言われてしまいそうですが、推奨ロット以上のロット数で運用をするということは「準備したお金がなくなっても構わない」と言い換えることもできます。
またもう一つの考え方として「資金の10%までの損失なら許容する」もあります。
例えば100万円の準備資金で0.1ロット/最大DDが5万円のEAがあるなら、10万円の資金口座ではその10%の1万円までの最大DDを許容するので0.02ロットで運用を始めるというものです。
逆に100万円の準備資金で0.3ロット/最大DDが30万円のEAなら、10万円の資金口座では最大DDをその10%までに抑えるために0.01ロットで運用を始めます。
私はEAを運用するにあたり準備資金を減らすことを前提に考えておりませんので、ギャンブル的なロット配分は行いません。
これを徹底することでEAが破綻せず、かつ入金ごとに口座資金が増え、そしてEAの数が増えていき、複利的に得られる利益も増えていきます。
次回は実際のやり方を例を交えてご紹介します。
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